9月10月の活動報告
9月10月の生徒たちの日本語の成長と
ミャンマーの伝統的なお祭り
(タディンジュ)について
今年の2月から、ミャンマーは
政情不安になっております。
政変により、ミャンマーの地方、
おおよそ22の地域でインターネットが
遮断されています。
その地方の近くの生徒たちの村にも
影響が及んでいます。
電波通信が悪い状態が続いていますが、
授業は何とか出来ています。
尼僧院の子どもたちが4月に村に帰り、
オンライン授業を始めて約5ヶ月が経ちました。
一歩ずつやってきて、現在、
日本語能力N5レベルの内容も
65%まで進みました。
ナンロンが書き練習した漢字の写真です。
楽しく勉強しています。
N5レベル漢字の出題範囲は100ほど
ありますが、55まで教えました。
まだ上手に書けない字もありますが、
読むのは得意なようです。
生徒たちがこれまでの勉強が
理解できたかどうか知るために、
2ヶ月に1回有紀子先生と一緒に作った
日本語能力試験(JLPT)
模擬テストを受けさせています。
9月のテストでナンロンは39点で27点、
ナンスェーぺは39点で26点、
それぞれ取れました。
オンラインテストを受けている時の写真です。
(上段:ナンロン、下段:ナンスェーぺ)
【ナンスェーぺとのお別れ】
【ミャンマーの伝統的なお祭り
『タディンジュ』(光のお祭り)】
ミャンマーで毎年10月に
タディンジュお祭りが行われます。
お祭りは、満月の前日、満月の日、
満月の翌日の三日間です。
お祭りの期間中、若者たちは
両親、教師、年配の親戚に敬意を払い、
果物、お菓子、洋服などの贈り物を提供します。
その代わりに、年配達は若者達に
お小遣いをあげます。
僧侶に敬意を払い、
食べ物を寄付する事もあります。
生徒たちの村でも、お祭りが行われます。
生徒たちはパオ族なので、お祭りの時、
伝統的な洋服を着ています。
- ナンロン
- ナンロンのお姉さんとお兄さん
- ナンロンの甥と姪
僧院にパデェダピン寄付する贈り物と
お金を木みたいに飾ってある物)
を寄付する前の写真です。
- お祭りの時、ナンロンの家族です。
- 日常、伝統的の洋服を着ているナンロンの
お婆さんが授業の時に、様子を見に来ました。
- ナンロンのお家です。
- 外の方がネットが繋がりやすいので、
道のよこで勉強しています。
向こうにお婆さんのトウモロコシの
田んぼが見えます。
一日も早くミャンマーに平和が訪れるように。