一般財団法人 阿部 亮 財団

短期ボランティア受け入れ再開

ジャパンハートから活動報告が届きました

短期ボランティア受け入れ再開

ジャパンハート医療センター
今月の活動トピック

◎短期ボランティア受け入れ再開
新病院も軌道に乗り始め、2月より短期ボランティアの受け入れを再開いたしました。
今回は研修医2名が計3日間参加し、外来診療や手術に意欲的に参加しました。
現場での経験を通して、さらなる意欲へとつながる大変有意義な機会となりました。
3月以降も、多くの短期ボランティアの皆さまをお迎えできることを、心より楽しみにしております。
◎出張診療
2月18日から20日までの3日間、出張診療活動を実施いたしました。
1月と同様にカンポントラベック病院を訪問し、3日間で19件の手術を行いました。
1月の活動が大変好評をいただいたこともあり、前月を上回る多くの患者さんにご来院いただきました。
今後も拠点を変えながら、月1回のペースで出張診療を継続し、手術技術の伝達と現地医療のさらなる発展に取り組んでまいります。
◎バレンタインイベント
入院患者さん向けに、大切な人への感謝の想いを形にする、バレンタインイベントを実施しました。
患者さんたちは、それぞれ思い思いのデザインでカードを作成し、自らの手で大切な人への想いを綴りました。
家族へ、両親へ、またジャパンハートの医療者へ、「ありがとう」の気持ちを伝え合う、温かなひとときとなりました。

患者インタビュー

ソウンさん

年齢:73歳
病名:左足壊死
左足壊死は、感染や血流障害などにより、左足の組織の一部が死んでしまう状態です。
強い痛みや皮膚の変色、傷の悪化などがみられ、進行すると切断が必要となる場合もあります。

2025年12月頃、足の指の壊死に気づき、プノンペンの病院で足首の切断手術を受けました。
しかし、その後も状態が悪化し、大腿までの切断を余儀なくされました。
4回の入退院を繰り返し、退院後はプレイベン州の地元の病院で処置を受けていました。

それでも薬では痛みを抑えることができず、病院スタッフの紹介でジャパンハート医療センター(JHMC)にて再手術を受けることになりました。
入院中は、スタッフや看護師が毎日様子を見に来て、優しく声をかけてくれたことが印象に残っているといいます。
処置の際もそばで励ましてくれたことで、痛みも次第に和らいでいきました。
「この病院では、状態が良いときも悪いときも、いつも誰かが気にかけてくれます。私にとって家族のような存在です。」

退院後は義足をつけ、「自分の足で歩いてお寺に行きたい」と語っています。
受診を迷っている方へは、「スタッフは親切で、丁寧にケアしてくれます。とても良い病院なので、ぜひ来てほしいです。」とメッセージを送っています。

サモンさん

年齢:47歳
病名:右乳房腫瘍(破裂)
右乳房腫瘍(破裂)は、右乳房にできた腫瘍が進行し、破裂した状態です。痛みや出血を伴います。

5年前に小さなしこりに気が付きましたが、痛みがなかったためエコー検査のみを受け、治療はしませんでした。
しかし、3か月前から急にしこりが大きくなり、痛みも出始めました。
近所のクリニックで検査を受けたり、伝統療法も試したりしましたが、改善は見られず悩んでいました。

JHMCのことは弟の友人から聞きました。
その方の奥さまがJHMCで手術を受け、「とてもよかった」と勧めてくれたことが受診のきっかけです。
無料で治療を受けられるJHMCを選びました。

入院後はスタッフの丁寧なケアのおかげで、痛みも次第に和らいだといいます。
「先生方は昼夜を問わず、優しく温かく接してくださいます。退院後は体をしっかり回復させ、家族と穏やかに暮らしたいです。」

また、受診を迷っている方へ、「困っているなら、ぜひJHMCへ来てください。本当に良い病院です。」とメッセージを送っています。

ジャパンハートアジア小児医療センター
今月の活動トピック

◎中原ミッション
2月21日から25日にかけて、長年にわたりジャパンハートの活動を支援してくださっている小児外科、中原医師によるミッション(集中的な手術活動)が行われました。
期間中、合計11件の手術が実施されました。
今回は、小児がん患者の手術に加え、尿道下裂の手術が多く行われました。
また、直腸肛門奇形などの手術にも対応し、幅広い症例に対する治療が実施されました。
◎平松ミッション
2月11日から14日にかけて、小児外科、平松医師によるミッション(集中的な手術活動)が行われました。
4日間という短期間の中で、合計14件の手術が実施されました。
今回も、多くの患者さんに治療の機会を届けることができました。
◎ お茶会
2月5日に開催したお茶会では、栄養士による「栄養・衛生」に関するクイズイベントを実施しました。
クイズ後には質問時間を設け、日常生活に役立つ学びの機会となりました。
また、チャイルドケアスタッフより子どもの安全と健康を守るための病院ルールについて説明を行い、最後は雑談の時間も設けました。
学びとリラックスの両方を感じられる会となりました。
今後も、保護者が安心して交流できる場として継続していきたいと考えています。

患者インタビュー

コンキーちゃん

年齢:10歳
家族構成:父・母・姉1人・妹1人(3人兄弟の2番目)
病名:右膝窩部血管腫・術後創部感染
血管腫は、血管が異常に増殖してできる腫瘍の一種で、部位や大きさによっては痛みや機能障害を引き起こすことがあります。
治療は経過観察から外科的切除までさまざまで、術後は創部管理が重要となります。

約6年前、右脚に腫瘍ができましたが、当初はご家族も気づいていませんでした。
その後、腫瘍が大きくなったため、約5年前に他院を受診し、薬による対応を行いながら経過を見ていました。

その後、祖父からの紹介やFacebookでジャパンハートの存在を知り、さらにウドン地域のご家族が当院で治療を受けていたこともあり、治療の可能性に期待して来院を決意されました。

2025年1月8日に当院で腫瘍切除術を受け、約2週間の入院治療を経て、退院後は近隣のクリニックで創部ケアを継続していました。
その後、創部の状態をさらに評価し、感染管理を行うため再度当院で治療を継続しています。

ラクスメイくん

年齢:6か月
家族構成:父・母・兄3人(4人兄弟の末っ子)
病名:右臀部膿瘍
臀部膿瘍は、細菌感染により皮膚や皮下組織に膿がたまる状態で、腫れや痛み、発熱などを伴うことがあります。特に乳児は免疫機能が未熟なため、感染が進行しやすく、早期の適切な治療と創部管理が重要です。治療は抗生剤投与、疼痛管理、排膿や創部ケアなどが中心となります。

下痢と嘔吐の症状で近くのクリニックを受診し、注射による治療を受けました。
その後、注射部位から感染を起こし、右臀部に膿瘍を形成しました。

ご家族が当院の近くに住んでおり、知人の紹介もあったため、ジャパンハートアジア小児医療センターを受診されました。

現在は抗生剤投与、鎮痛管理、創部ケアを1日2回行いながら、順調に治療を継続しています。
ご家族は「ここはとても良い病院で、大切にしてくれる」と話しており、本人も前向きに治療に取り組んでいます。



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