<こども医療センター>岡山医療センター、大阪大学との連携ミッションを行いました。
ジャパンハートから活動報告が届きました
岡山医療センター、大阪大学との連携ミッションを行いました。 ジャパンハート奨学金生3名の卒業後研修が始まりました。
今月の活動トピック
ジャパンハート認定医の小児外科小角先生が来センターし、
ヘルニア等の子どもを中心とした手術を行いました。
岡山医療センターの中原先生・大倉先生が来センターし、
小児がんの摘出手術を行いました。
大阪大学の上野先生・高間先生が来センターし、
小児がんの摘出手術を行いました。
ジャパンハートカンボジア認定医の耳鼻科留守先生が、
来センターし、子どもの扁桃腺の手術を行いました。
4期生となるジャパンハート奨学金生の
Dany、Meyが看護師、NeakがDrとして
当センターでの2年間の実習を開始しました。
当センターの活動を連携しているポンネルー病院から
看護師リーダーが当センターで1か月間の研修を開始しました。
サッカダーくん
年齢:1か月半
病名:細気管支炎…乳幼児が発症しやすく、重症化すると呼吸不全・低酸素を起こし命に関わることがあります。
家族構成:父、母、姉
お母さんは、出産前に当センターの4Dエコーと助産師へ受診しており、連携病院(ポンネルー病院)で出産後、当センターに産後入院もしていました。
今回は、来センター3日前からサッカダー君が息がしずらそうにしたり、咳が気になって、受診されました。
モリカーちゃん
年齢:7歳
病名:デング熱
家族構成:父、母、兄2人
モリカーちゃんは、5日前から高熱、嘔吐、お腹と頭の痛みがあって来院しました。モリカーちゃんのお兄ちゃんも少し前にデング熱にかかっていて、ほかの病院では見てもらえず、プノンペンの病院で治療をしました。
今回は、当センターが治療してくれるといううわさを聞いて、来院しました。
昨年、例年より多くの雨が降ったことで、乾季になった今でもデング熱により大人子ども問わず多くの患者さんが入院しています。
また、デング熱は何度も罹患するとショック症状を起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
ヴィラヴォットくん
年齢:5歳
病名:喘息
家族構成:父、母、兄2人
ヴィラヴォットくんは、3年前から咳が止まらない症状を患っており、ほかの病院に行ってもなかなか症状が治まらないために、当センターを受診しました。来院時は呼吸することもままならない状態でしたが、入院してからは、元気に走り回れるようになりました。
コンペアくん
年齢:1歳11か月
病名:腎芽腫…小児三大固形悪性腫瘍の一つで、子どもの腎臓に発生する代表的な悪性腫瘍です。
家族構成:父・母・兄
コンペアくんは、小さいころからお腹に腫瘍のようなものがあるため、お母さんが気になってシェムリアップの病院を受診したことで、腎臓ガンだということがわかりました。
今回はシェムリアップの病院の先生が、当センターを紹介したことで当センターに入院することになりました。
今月に生体検査のための手術を受け、結果が出次第抗がん剤による治療を開始します。
パーラッくん
年齢:4か月
病名:悪性ラブドイド腫瘍…1歳までの乳幼児に多く発症し、非常に進行が速い腫瘍です。正確にはわかっていませんが、日本では年間15例程度あると考えられています。体のあらゆる部位から発生しますが、腎や脳に発生する患者さんが多いのが特徴です。
家族構成:父・母
パーラッくんは、生まれたころから首に腫瘍があり、2か月になったころには、熱も出るようになりました。
心配になった両親がシェムリアップの病院を受診し、当初は小さな腫瘤を疑われ除去手術を受けましたが、手術後2か月で腫瘍がさらに大きくなったことで、がんの診断がつきました。
今月初旬に岡山医療センターの小児チームにより生体検査の手術を受け、結果が出次第抗がん剤による治療を開始します。
チンくん
年齢:7か月
病名:クループ症候群…就学前の幼児に多い病気で、進行すると呼吸不全になる可能性があります。
家族構成:父・母・兄×3・姉×2
チンくんはクループ症候群を発症し、当センターに入院となりました。
当初風邪のような咳や嘔吐の症状がありましたが、なかなか良くならずお母さんが連れられてきました。
お母さんは工場で勤務しており、同僚から当センターのことを教えてもらったことから、チンくんがお腹にいる時から4Dエコーを受診しており、子どものことで少しでも心配なことがあった時には、当センターを受診することを決めていました。
ラリーンちゃん(治療経過)
年齢:1歳
病名:神経芽腫…神経の細胞にできるがんです。小児時期できる固形腫瘍の中で白血病、脳腫瘍に次いで多い病気で、5歳以下で発症することが多いとされています。
家族構成:母、姉、兄
1月に九州大学の小児外科チームによる腫瘍摘出手術を受けました。
現在は再発防止のため、抗がん剤による治療を行っており、終了後に退院する予定です。
シンホアちゃん(治療経過)
年齢:3歳
病名:神経芽腫…神経の細胞にできるがんです。小児時期できる固形腫瘍の中で白血病、脳腫瘍に次いで多い病気で、5歳以下で発症することが多いとされています。
家族構成:父、母
1月に九州大学の小児外科チームによる手術を受け、大きく膨らんでいたお腹は、腫瘍摘出によって一気に小さくなりました。
手術前に、お母さんが夢見ていた「子ども服」を着て、走りまわれるようになりました。
左上写真:摘出前のシンホアちゃん【右2人目】と
右写真 :現在のシンホアちゃん)
スレイピッチちゃん(治療経過)
年齢:8歳
病名:肝芽腫…子供の肝臓に発生する悪性腫瘍(がん)
家族構成:父、母、弟
1月に九州大学の小児外科チームによる腫瘍摘出手術を受けました。
現在は再発防止のため、抗がん剤治療を続けており、終了後に退院する予定です。
ティラくん(治療経過)
年齢:1歳
病名:腎芽腫…小児三大固形悪性腫瘍の1つで、子どもの腎臓に発生する代表的な悪性腫瘍です。
家族構成:母、姉、兄
1月に岡山医療センターの小児外科チームによる腫瘍摘出手術を受けました。
スレイピッチちゃんと同様、抗がん剤治療を続けており、終了次第、退院する予定です。
今月の救われた命
