アフリカに建設したカバネ小学校にて
会長の阿部 亮です。
19歳から20歳にかけて、世界を旅し、日々、旅先で現地の人々に助けられ、その度にいつも「ありがとう」という感謝の気持ちで胸をいっぱいにしていました。
しかし、自分は旅人として通り過ぎていくだけで、お世話になった人々に、何も恩返しができてないことがずっと心残りでした。その後、少しでも世界の人々に恩返しができたらと思い、何が自分にできるか考えた時、真っ先に浮かんだのは、旅の途中で私を助けてくれた「子どもたちの笑顔」でした。
阿部 亮(19歳)と少年。
阿部 亮世界一周の旅にて。
あの時私を助けてくれた子どもたちは、貧困ゆえ学校に通うことができません。
でも彼らが学校に通えれば、その笑顔と優しさ、そして生きていく知恵でどんなに素晴らしい人生や社会を作っていけるだろうと思ったのです。
そして、子どもたちに学ぶ機会を与えることこそ「ひとりの人生を、そして世界の未来を作る」と考え、これまでに途上国や新興国で学校を11校建設してきました。
左から、カンボジア プロジェクト1校目、ネパール バイラブジャンタ高等学校、アフリカ カバネ小学校の子どもたち、ミャンマー プロジェクト11校目
左から、カンボジア プロジェクト1校目、ネパール バイラブジャンタ高等学校、
アフリカ カバネ小学校の子どもたち、ミャンマー プロジェクト11校目
「教育はその子どもたちの未来を変えて、国の成長を支えます」このような考えをもとに、一人でも多くの子どもたちの笑顔や未来を守るために、現地のNPO団体等と協働で入念な調査を行い、頑丈な小学校や中学校の校舎を、早急に支援の必要な地域に建設をしています。
そして現在、私達はこれまでのプロジェクトで培った経験をもとに、カンボジアでの病院建設やヒマラヤ山脈での環境保護活動、民間宇宙ロケット開発事業、テクノロジーを生かした教育改革事業、地上波と連動した起業家支援・地方創生事業などに支援の幅を拡大しおります。
私達はこれからも、地球上のすべての人が悔いのない人生を全うできる世界を目指し、チャレンジ精神あふれる冒険的なプロジェクトを推進していきます。
一般財団法人 阿部 亮 財団 会長
ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」
ラジオパーソナリティ
一般財団法人 阿部 亮 財団 会長
ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」
ラジオパーソナリティ
第53回社会貢献者表彰(日本財団賞)受賞
表彰状
阿部 亮 殿
あなたは世界一周の旅をした際に出会った貧困地域の
学校に行けない子どもたちに出会い 子どもたちと
国の発展には教育が必要だと実感し カンボジア
ネパール ブルキナファソ ミャンマーなどで十二校の
学校建設を支援するとともに アジアの小児がん
治療の拠点となる「こども医療センター(カンボジア)」の
建設を支援し二〇十八年に完成させたほか 日本国内で
子どものために活動するNPO法人の運営を支援
するなど 子どもの未来をひろげる活動を続けています
よってここにあなたの功績をたたえこれを表彰します
二〇一九年 十一月 二十五日
公益財団法人 社会貢献支援財団
会長 安倍 昭恵