2019年4月サマ村に森をつくる
支援を開始しました。
認定NPO法人 ピークエイド代表理事 野口健さん、阿部 亮 会長
アルピニスト野口健さんは、エベレスト、キリマンジャロなど世界7大陸最高峰への登頂を史上最年少の25歳で成功。その後も、エベレストや富士山の清掃活動をはじめ、テントを活用した避難所運営を考えた震災支援活動、ヒマラヤ登山ガイド中に亡くなったシェルパの遺児への教育支援、環境問題にとどまらず幅広い活動をされています。また2006年ヒマラヤのマナスル峰清掃登山をきっかけに、麓のサマ村の人々と出会い、学校建設を決意されます。2008年に校舎と学校寮の建設を村人とともにスタート、2010年に完成しました。
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ヒマラヤ マナスルの麓 サマ村
標高3500m(富士山の8合目と同じ)
カトマンズから車移動一日、徒歩1週間
(ヘリコプターでは60分) -
子ども達の夢を育む学校
学生寮には、およそ60人の子供が共同生活しています。
そして、2016年からスタートしたサマ村の森林再生プロジェクト。実はかつて原生林に覆われていたサマ村。村人が生活のためにチベットに木材を輸出するため、森林伐採を続けた結果、ほとんど立木がなくなりました。そのため、雨による表土の流出や地滑り、雨季に、土砂崩れの被害が起こるように。野口さんは災害時に引き起こす可能性がある土砂災害から、村人の命を守るため、また持続可能な村の未来のために、森林再生プロジェクトをスタート。2018年には、初の植林事業が行われました。
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育った苗木を植えますが…
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村で放し飼いにされている稚樹の天敵ヤク。
村の植物を全て食べるため、対策が必要。
野口健さんとの出会いは、ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」
2018年9月、阿部会長がパーソナリティを務める番組「阿部亮のNGO世界一周!」のゲストにアルピニストの野口健さんが出演。二人の共通ワードは『学校建設』。阿部会長がネパールをはじめ、世界で学校建設支援をしていることから共通の話題で盛り上がり、野口さんが今、最も力を入れている「森林再生プロジェクト」に賛同。財団は、家畜(ヤク)から稚樹を守るため、植林地を囲む金属フェンスの導入・設置支援を2019年4月から開始しました。
2018年~2020年 植林事業MAP
今回の支援で、周囲1,800mの金属フェンスを設置。10ヘクタール 10,000株用