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新型コロナウイルスの対策!付き添い人数の制限、入室者の検温、手指消毒、マスク着用を徹底 。

ジャパンハートから活動報告が届きました

新型コロナウイルスの対策!付き添い人数の制限、入室者の検温、手指消毒、マスク着用を徹底 。

今月の活動トピック

新型コロナウイルスの影響を受け、院内では、付き添い人数の制限、入室者の検温、手指消毒、マスク着用の徹底を行っています。
(写真は検温している様子)
今月、大学病院と連携して実施予定だった手術が中止となったため、どうしても手術が必要な小児がん患者さんへは吉岡が執刀し無事2名が手術を受けることができました。
今月は妊娠第41週の母親が当院で誘発分娩を行い、緊急帝王切開が3回実施され、計4名の母親が当院で無事出産しました。
カンボジアのラジオ局にジャパンハートの活動を取り上げて頂きました。小児がん患者さんの早期発見のための啓発のメッセージを発信することができました。
初めてカンボジア人の個人からご寄付を頂きました。
日本だけでなくカンボジア人にも支援の輪を広げる第一歩となりました。
入院していた小児がんの患者さんの一人が、2歳の誕生日を迎えました。みんなで一緒に祝うひと時を持つことができました。

今月の活動実績 まとめ

救われた命 累計116名 (3月単月 13名)

◼ 今月は小児がん患者さん5名を含む、計13名のこどもの命を救うことができました。6ページ目以降で、各患者さんを紹介しています。

がん新規入院患者数 累計13名 (3月単月 5名)

◼ 5名の新規入院冠者さんの内、3名が当院で抗がん剤治療を開始しています。
◼ がん治療開始1年目に入院を受け入れたがん患者さんの総数は28名でした。2年目以降の新規入院患者数が今月で累計31名となり、昨年の総数を越えました。
  患者さんの数が増加した理由は、
  ①国民全体的に医療へのアクセスが改善され、がんと診断される症例数が増えた
  ②2年目を迎え、当院と国内の小児病院との連携が強化されたことが考えられます。


外来診療数 175名

◼ 今月の外来診療患者数は先月から大きく減少し、計175名でした。

◼ 大幅に減少した背景には、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が大きいと考えられます。
カンボジア国内で感染を確認された人数は3月後半から徐々に増加しています。
それにより、SNSなどでは感染対策に関する記事が常に飛び交い、街中でのマスクの着用や手指のアルコール消毒の徹底ぶりから、カンボジア人の予防の意識も高まっています。病院も感染のリスクがある場所の一つと考えられており、当院を受診をする患者さんの数が減少しました。外来患者数の減少傾向は当院だけでなく、他院でも同様だそうです。


入院患者数 25名

◼ 3月は5名の小児がんの患者さんの他、小児外科系疾患の手術入院や喘息など呼吸器系疾患の患者さんの入院を受け入れました。

手術件数 18件

◼ 3月に予定していた、鹿児島大学の小児外科チームによる手術ミッションが新型コロナウイルスの影響でキャンセルとなりました。一方で手術を待てない患者さんは多く、弊団体の最高顧問・吉岡による執刀で計6件の小児がん手術が実施されました。すべての手術を無事に行うことができました。
◼ 来月以降、予定していた小児外科医による手術活動や小児がんの手術の予定がキャンセルとなることに加え、カンボジア正月一年で最大の連休があるため手術件数は大幅に減少する見込みです。

リムサロアットくん

年齢:8歳
病名:神経芽腫
   神経の細胞にできる癌です。 小児期にできる腫瘍の中で白血病、脳腫瘍についで多い病気です。
家族構成:父、母、4人兄弟(末っ子)

当院の隣の州に在住のロアットくんは、3か月ほど前に発熱し、しこりができはじめ、州立病院を受診しました。
そこで薬を処方され、一時的に症状が改善するものの、2,3日経つとまた発熱するということを繰り返していました。その後プノンペンにある2つの病院を受診しました。そこで検査を受けたところ、がんの疑いがあることが判明しました。
その病院では治療ができないため、当院を紹介されて入院し、今月生検をして神経芽腫の診断がつきました。今は抗がん剤の治療を開始しています。
当初なかなか適切な治療が受けられず何度も地元や首都の病院を行き来したため、ここに辿り着いた時にはとてもホッとした気持ちになったとお母さんは話しています。


ホウイちゃん

年齢:2歳
病名:肝芽腫
   肝芽腫は子どもの肝臓にできるがんです。早期発見されることは稀で、非常に大きくなってから見つかることが多いです。
家族構成:父、母、兄

来院の2か月ほど前から腹部にしこりがあり、近所の病院を受診して処方された薬を飲んでいました。しかし、しこりはどんどん大きくなり、発熱もあったため今度はプノンペンのチャリティの小児病院を受診しました。そこで、肝臓のがんであることが判明しました。その病院では治療が困難だったため、当院に紹介されました。現在、抗がん剤治療を開始して縮小後に手術を予定しています。

ヴァタナックくん

年齢:5ヵ月
病名:腎芽腫(ウィルムス腫瘍)
   腎芽腫は腎臓に発生する癌で、5歳以下の発症率が高いとされています。お腹の腫れや腹痛、嘔吐などで発見されます。
家族構成:父、母

お腹に腫れがあったため近所のクリニックを受診しました。その2週間後、腫れがどんどん大きくなってきたため、プノンペンのチャリティの小児病院を受診し、腎臓にがんがあることが分かりました。その病院では治療ができないため、当院を紹介され、今月手術を受けました。腫瘍は全摘され、術後の経過は良好です。抗がん剤治療を開始しています。

スライリンちゃん

年齢:14歳
病名:甲状腺がん いわゆる「のどぼとけ」のすぐ下の気管の前に甲状腺があります。その一部にできるがんです。
家族構成:父、母、7人兄弟(リンちゃんは双子の末っ子)

当院の近くに住む叔父から、当院のことを紹介してもらい、隣の州から一時間かけて来院しました。生検の手術を受けて悪性腫瘍であることがわかったため、その3週間後に再入院し全摘手術に臨みました。手術は無事に終わり、今後は定期的に経過観察を行う予定です。


リーホンくん

年齢:1歳
病名:神経芽腫疑い
   神経の細胞にできる「がん」です。 神経芽腫は、小児期にできる腫瘍の中で白血病、脳腫瘍についで多い病気です。 特に、5歳以下の子どもの発症率が高いとされています。
家族構成:父、母

ある日、自宅の床で転んだ時、お腹を怪我してしまいました。その時から右側の腹部が痛みだし、不自然に膨れていたので、その翌日プノンペン市内のチャリティの小児病院を受診しました。病院での検査の結果、腹部に腫瘍がみつかり、当院を紹介され来院しました。生検を行った結果、神経芽腫であることが判明しました。ご家族に診断結果を説明したところ、積極的な治療は希望せず自宅での療養を希望され帰宅しました。


ミネアちゃん

年齢:1歳3か月
病名:熱性けいれん
   6カ月~5歳ころの子どもが急な発熱に伴って意識障害、けいれんを引き起こす病気です。 通常38℃以上の発熱時に急激に体温が変化するときに起こります。
家族構成:父、母、姉2人

ミネアちゃんは高熱があり、けいれんし始めたため、自宅から近所の当院をすぐに受診しました。その後しばらく入院し、医師による経過観察を受けました。3日後に熱が下がり、症状が落ち着いたため退院することができました。

ニッターちゃん

年齢:6歳
病名:喘息発作
   空気の通り道である気管支が急激に収縮し、呼吸困難の発作を繰り返す病気。適切な治療がなければ死に至ることもある病気です。

ニッターちゃんは病院から10分ほどの近所に住んでいます。もともと喘息持ちでたびたび発作を起こしていました。ある夜、発作が激しくなり救急外来を受診しそのまま入院しました。当院では薬の吸入をしました。翌日はまだ呼吸の苦しさがありましたが徐々に回復し、3日後元気に退院しました。

パッナーくん

年齢:8か月
病名:左大腿膿瘍
   細菌感染によって皮膚の下に膿がたまる病気で、治療を行わなければ菌が全身にまわる敗血症を起こし、命が脅かされる危険な状態になります。
家族構成:父、母、祖母

パッナー君のお母さんは工場での仕事が忙しく、普段はおばあさんが面倒を見ています。病院から車で1時間半ほどのところに住んでおり、無料で手術を受けられる病院があると近所の人から紹介され来院しました。入院後、切開排膿し、抗生剤の投与と傷口の洗浄を行いました。1週間ほどの入院で症状が改善し、無事退院できました。


シアッレイちゃん

年齢:1歳5ヵ月
病名:左腕熱傷
家族構成:父、母、双子の弟

双子の弟とシャワーを浴びていた時、お母さんが弟の世話で目を離した隙に熱湯が腕にかかり、やけどを負ってしまいました。自宅近所の当院をすぐに受診し、治療を受けました。入院して以降、熱が続いており抗生剤を投与しています。毎日、火傷した部位の皮膚再生へのケアを続けています。

ブテイちゃん

年齢:2歳
病名:関節炎
家族構成:父、母、姉

ブテイちゃんはとげのようなものが足首に刺さってしまったことがきっかけで細菌感染を起こし、右足首の関節が大きく腫れてしまいました。そこで自宅近所の当院を受診しました。当院では、薬を投与しながら腫れた部位のケアを継続し、入院20日目にやっと退院できるまでに回復することができました。


ソニーちゃん

年齢:1歳
病名:大腿部の膿瘍
   細菌感染によって皮膚の下に膿がたまる病気で、治療を行わなければ菌が全身にまわる敗血症を起こし、命が脅かされる危険な状態になります。
家族構成:父、母、姉2人

ソニーちゃんの右の太ももが3センチほど腫れており、痛みがありました。カンボジアの伝統薬を塗布しましたが、よくならなかったため当院を受診したそうです。来院時は熱があり、検査の結果、膿瘍であることが分かり入院となりました。入院後、切開排膿をし、毎日傷口の洗浄や抗生剤の投与により、徐々に回復し退院することができました。

ソペアックくん

年齢:12歳
病名:喘息発作
   空気の通り道である気管支が急激に収縮し、呼吸困難の発作を繰り返す病気。適切な治療がなければ死に至ることもある病気です。
家族構成:父、母

ソペアックくんは喘息の症状があるたびにプノンペンの病院を受診していましたが、友人から当院のことを聞き、初めて来院しました。
入院時は息苦しく、熱もありましたが、薬の吸入などの治療を続け、徐々に回復することができました。

赤ちゃん(女の子)

年齢:生後すぐ
病名:新生児仮死または新生児一過性多呼吸疑い

当院の連携病院で産まれて間もなく、泣く力が弱く呼吸状態に異常があり助産師が急いで当院に連れて来ました。来院してすぐ、羊水を吸引しながら、酸素を投与し続けました。赤ちゃんに意識はあるものの、依然として血中酸素濃度が低い状態が続いたため、人工呼吸器で管理できるプノンペン市内の病院に搬送しました。紹介先の病院で無事治療を受けることができました。

今月の救われた命

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