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7月、8月生まれの小児がん患者のお誕生日会をひらきました。

ジャパンハートから活動報告が届きました

7月、8月生まれの小児がん患者のお誕生日会をひらきました。

今月の活動トピック

7月19日から実施された手術ミッションが
8月10日に無事終了しました。
小児がん患者10件を含む32名の患者さんに
手術を行う事ができました。
日本人の助産師が現地スタッフへ向けて
”呼吸”に関する勉強会を行いました。
胎児から赤ちゃんになるときの肺の変化、
生まれた後の赤ちゃんの呼吸の特徴とその理由を
学びました。
2018年の手術活動にて手術を受けたブンテルくん
(当時10カ月)が、フォローアップ検査に
来院しました。
現在は3歳になり元気な姿を見せてくれました。
​ 7月、8月生まれの小児がん患者さんに向けて、
お誕生日会を行いました。
ささやかではありますが、スタッフ、ご家族、
お友達から祝福され、みんな嬉しそうでした。
8月は6名の小児がん患者さんが退院しました。
写真に写っているのは、ウィルムス腫瘍を
患っていたムニロアちゃん。
新型コロナウイルス感染症の
疑いがある患者さんに
対してのCPR(心肺蘇生法)
講習会を開きました。

今月の活動実績 まとめ

救われた命 累計123名 
(8月単月 7名)

  • 先月に比べて5名増加しました。
    救われた命のうち5名が小児がんでした。
  • 新型コロナウイルス感染症は
    政府指定の施設で隔離治療する事が
    定められており、
    当院で治療を行う事はできません。

  • がん新規入院患者数 累計4名 
    (8月単月 4名)

    • 先月と比較すると3名増加しました。
      カンボジアでの新型コロナウイルス
      感染症が拡大した今年の3月からは、
      1~5名あたりで推移しています。

外来診療数 62名

  • 先月は新型コロナの影響で2週間以上
    休診していましたが、今月は1か月間
    診療ができたため、
    診療数が大幅に増加しました。
  • カンボジア国内において
    新型コロナウイルス感染症が
    拡大し始めた4月以降、
    一番多い138名の外来診察数となりました。
  • 8月上旬まで行われた吉岡による
    手術活動が終わり、現在では
    通常時の手術活動を徐々に
    再開しています。
    今後は週3日程度の頻度で、
    手術活動も行っていく予定です。
 

入院患者数 1名

  • 今月は新規の入院患者数が1名でした。
    今年は新型コロナウイルス感染症拡大の
    影響により、受け入れを制限しています。

手術件数  10件

  • 今月は、小児がん患者さん8件の
    手術を行いました。
  • 7月19日から8月10日まで行われた
    吉岡による手術活動では、
    7月の8件に加えて2件の手術を行い、
    計10件の手術を実施しました。
  • 新型コロナウイルス感染症の影響により
    小児がん以外の受け入れを
    停止しているため、
    例年より手術件数自体は
    減少しているものの、
    小児がんの手術件数は昨年の
    5件よりも増加しました。

スレイトーチちゃん

年齢:7カ月
家族構成:父、母、兄(5歳)
病名:顎下腫瘍(胚細胞腫瘍)
赤ちゃんの時期(胎生期)に色々な内臓に
分化する能力を持った原始胚細胞
という細胞が、悪性腫瘍になったものと
考えられています。
好発年齢は10歳代から30歳代です。

スレイトーチちゃんは
帝王切開で生まれた時から、
左あごに腫瘍があり、
クンタボパ病院で診療を受けました。
親戚のお子さんがかつて
ジャパンハートこども医療センターにて
喘息の治療を行い治った事から、
親戚に当院を紹介してもらい来院しました。
未院時には左あごの腫瘍が大きくなり
呼吸が不安定でしたが、
すぐに生検と気管切開の手術を行い、
呼吸が楽になりました。
手術・血液検査などから胚細胞腫瘍が疑われ、
抗がん剤治療を開始したところ、
腫瘍は小さくなりミルクも
飲めるようになりました。
腫瘍が更に小さくなったところで
摘出手術をする予定です。



ソカバタイちゃん

​年齢:7歳
家族構成:父、母、妹(5歳)、弟(2歳)
病名:左足の横紋筋肉腫
横紋筋肉腫とは骨、筋肉や脂肪といった
軟部組織にできる悪性腫瘍です。

遊んでいて転んだ際に左足が
腫れている事に気が付きました。
その後、左足がどんどん腫れていくため、
近くの病院でエコーをしましたが
どのような腫瘍なのかは分からなかったため、
国内最大の小児病院を紹介されました。
その後、アンコール小児病院で
生検を行ったところがんである事が分かり、
当院を紹介され来院しました。
他の病院とは違い、お金が無くても
心から見てくれ、スタッフも優しい、
他の病院よりも
ジャパンハートこども医療センターが1番良いと
言ってくださいました。
左足の付け根のリンパ節にも転移していた
ことが生検で確定したため、
現在は抗がん剤治療を行っています。



スレイメイちゃん

年齢:0カ月

ヘルスセンターから分娩に時間がかかっている
と言う理由で妊婦さんが
ジャパンハートこども医療センターに
隣接するポンネルー病院に搬送されてきました。
ポンネルー病院で分娩しましたが、
なかなか出て来ずジャパンハートの
助産師が呼ばれて行くと
赤ちゃんは産まれていましたが、
混濁した羊水を吸い込み呼吸が悪い状態でした。
保温や羊水吸引、酸素投与と言った処置を行い、
赤ちゃんは徐々に元気になりました。



リーヘンくん(途中経過)

年齢:7歳
家族構成:父、母、妹(5歳)、弟(2歳)
病名:胸の悪性リンパ腫
リンパ腫とは血液がんの1つで、
白血球の中のリンパ球ががん化したものです。
リンパ系の組織や臓器は全身にあるため、
リンパ腫は全身の部位で発生する
可能性があります。

リーヘンくんはプノンペン在住の
3人兄妹の末っ子です。
入院にはお母さんがずっと付添いを
してくれています。
今年始めより左胸にしこりができ、
息切れもするため3月にチャリティーの
小児病院に行ったところ、
胸の中に大きな腫瘍があると言われました。
リンパ腫疑いにて当院紹介となり、
抗がん剤治療後に一旦腫瘍がなくなったため
退院して外来フォローとなっていましたが、
再び左胸にしこりが出てきたた再び入院し、
今回生検手術を行う事になりました。
正確な診断と治療でリンパ腫は
80%近くが治る病気であるため、
病理検査判明後に抗がん剤治療を
半年程度行う予定です。



リアップくん(途中経過)

年齢:4歳
家族構成:父、母、兄(11歳)、姉(9歳)
病名: 仙尾部腫瘍
おしりの骨の部分にできる腫瘍です。
良性悪性どちらの可能性も
考えられる腫瘍ですが、
悪性と診断された場合は、
抗がん剤治療などが必要となります。

リアップくんは、プノンペンの出身で、
お父さんはデリバリーのお仕事をしています。
明るい性格で、車のおもちゃで
遊ぶ事が大好きです。
お尻が腫れている事に気が付き、
クンタボパ病院で生検を行ったところ、
がんである事が分かりました。
カルメット病院にて診療しましたが、
その後当院を紹介されて来院しました。
一度腫瘍を取ったものの再発して来院しました。
今回の吉岡ミッションにて
腫瘍の大部分を切除し、
抗がん剤治療を2カ月行う予定です。



今月の救われた命

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