小児がんを患っていた女の子が完治し、無事に退院しました。
ジャパンハートから活動報告が届きました
小児がんを患っていた
女の子が完治し、
無事に退院しました。
今月の活動トピック

肝芽腫のため入院していたパンチャポーちゃんが
退院しました。
3月に手術を行い腫瘍を摘出し、
再発防止の抗がん剤治療の末、
無事に完治しました。
今後は経過観察のために月に一度
検査をしに来院する事になります。
退院しました。
3月に手術を行い腫瘍を摘出し、
再発防止の抗がん剤治療の末、
無事に完治しました。
今後は経過観察のために月に一度
検査をしに来院する事になります。

カンボジアでは、4月14日から16日に
「クメール正月」と呼ばれる
カンボジア人にとっては
最も重要なお正月を迎えました。
当院でも、お祈りを捧げ、
入院中の患者さんや患者さんご家族も
お祈りに足を運びました。
「クメール正月」と呼ばれる
カンボジア人にとっては
最も重要なお正月を迎えました。
当院でも、お祈りを捧げ、
入院中の患者さんや患者さんご家族も
お祈りに足を運びました。

連携病院の地域にあるヘルスセンターの皆さんに
向けて新生児蘇生の講習を行いました。
向けて新生児蘇生の講習を行いました。

12月から入院しており、5月に手術を控えている
サカダちゃんが3歳のお誕生日を迎えました!
真っ赤なドレスを着たサカダちゃんは、
年齢が近い仲良し3人組で楽しく過ごしました。
サカダちゃんが3歳のお誕生日を迎えました!
真っ赤なドレスを着たサカダちゃんは、
年齢が近い仲良し3人組で楽しく過ごしました。

エントランスの前で写真撮影(及び発信)を
行う機会がたくさんあります。
ジャパンハートこども医療センターの
認知度向上に向けて、エントランスに
病院名を記した看板を設置しました。
行う機会がたくさんあります。
ジャパンハートこども医療センターの
認知度向上に向けて、エントランスに
病院名を記した看板を設置しました。

2022年度からユニフォームのデザインが
変わりました。
これまでは、鮮やかな青色に白いロゴが
記されたユニフォームでしたが、
今年からは紺色のユニフォームに
赤いロゴになりました。
変わりました。
これまでは、鮮やかな青色に白いロゴが
記されたユニフォームでしたが、
今年からは紺色のユニフォームに
赤いロゴになりました。
今月の活動実績 まとめ
救われた命 累計129名
(4月単月 15名)
- 今月は、先月の14名と比較して、ほぼ横ばいの人数でした。
- 救われた命のうち、小児がんは7名と、約5割の割合でした。
- 先月より1名減少した7名の新規小児がん患者を受け入れました。
- 直近半年における小児がんの新規入院患者数は、6~9名の間で推移しています。
がん新規入院患者数 累計59名
(4月単月 7名)

外来診療数 183名
- 4月は、カンボジアで最も重要な
お正月にあたる「クメール正月」を迎えました。
2年間の自粛を経て今年は規制が緩和され
各地でお祭りが開催されるなど、
徐々に元の生活を取り戻しています。 - オミクロン株の感染拡大に伴い
減少傾向にあった診療件数が、
大幅に増加した先月に続き、
今月も更に14名増加しました。
クメール正月のため、例年患者数が
減少傾向にある4月では過去最多と
なりました。

入院患者数 16名
- 今月は先月の16名と比較すると
2名増加した16名の新規入院患者を
受け入れました。
手術件数 10件
- 最高顧問である吉岡が集中的な
手術活動を実施した先月と比較すると
減少しましたが、
昨年の同時期と比較すると3名増加しています。
また、先月は小児がんに特化して
手術活動を行いましたが、
今月は小児がん以外の症例の手術も
3件実施する事ができました。

ダリカちゃん

家族構成:父、母、兄(4歳)
病名:神経芽腫疑い
神経の細胞にできるがんです。
小児期にできる腫瘍の中で白血病、
脳腫瘍についで多い病気です。
特に、5歳以下の子どもの発症率が高いと
されています。
頭の左側に塊を触れるようになり、
国内最大のチャリティー病院を受診しました。
生検をしたところ悪性が疑われ、
紹介となりました。
入院後は抗がん剤治療を行っています。
腫瘍は小さくなり、元気になってきています。
言葉はまだ話せませんが、
看護師や医者ににこにこ愛らしい笑顔を
振りまいてくれます。
ヘンリーくん

家族構成:父、母、姉(11歳)
病名:バーキットリンパ腫
Bリンパ球と呼ばれる血液の細胞を起源として
生じる悪性疾患を指します。
小児期の お子さんや若い成人に見ることが多く、
特に男性に見られる傾向がある病気です。
11月に左上の歯茎付近が痛くなり、
腫れてきたため前医を受診し、
生検を行いました。
抗がん剤治療を2サイクルしましたが、
治療を継続するお金がなく、
当院に紹介となりました。
入院後は抗がん剤治療を行いました。
しんどくてあまり食欲がなく、
入院中はお粥やミルクを摂取し、
車のおもちゃの動画をよく見ていました。
リアッくん

家族構成:父、母、弟(1歳2カ月)
病名:背部横紋筋肉腫
背中の骨、筋肉や脂肪といった軟部組織に
できる悪性腫瘍です。
1年前に背中にしこりが表れたため、
国内最大のチャリティー病院を受診しました。
生検を行いましたが、その時は悪性かどうか
はっきりわかりませんでした。
その後、再発しもう一度生検を行った結果、
悪性だということがわかり、
当院に紹介となりました。
入院中はゲームをよくしています。
好きな教科は数学です。好きな食べ物は
ピザなどのファーストフードですが、
ここの給食はおいしいと答えてくれました。
ラタナくん

家族構成:祖母、母
病名:神経芽腫
神経の細胞にできるがんです。
小児期にできる腫瘍の中で白血病、
脳腫瘍についで多い病気です。
特に、5歳以下の子どもの発症率が高いと
されています。
3年前に足に異変を感じ、プノンペンの病院で
ヘルニアと診断されました。
しかし病状が改善しなかったため国内最大の
チャリティー病院を受診後、
お腹に腫瘍があるとわかり、
当院に紹介となりました。
当院にて生検を行った結果、神経芽腫と判明し、
抗がん剤治療を始めました。
腫瘍はよくなってきています。
ラジコンがお気に入りで、入院中も
ラジコンで遊んでいることが多いそうです。
サチヤくん

家族構成:父・母・兄(12歳・18歳)
病名:左胸部ユーイング肉腫
Ewing肉腫 (Ewing Sarcoma)は、
主に小児から若年成人に多く
発症する骨軟部肉腫です。
治療は、全身抗がん剤治療、手術療法、
放射線治療を含めた集学的治療が
行われます。
半年ほど前から左の胸が腫れていました。
徐々に痛みや息苦しさが出てきたため、
国内最大のチャリティー病院を受診後、
医師から当院に紹介となりました。
生検の結果、ユーイング肉腫と判明し
抗がん剤治療を行っています。
小学2年生ですが、現在は学校はお休み中。
好きな科目は「国語」。
給食はどうですか?と尋ねたところ
「チガニュ!(おいしい!)」と
答えてくれました。
リーホアンくん

病名:哺乳不良、低出生体重児、早産児
赤ちゃんの元気がないと、生後1カ月の時に
外来に来ました。
プノンペンの大きな病院で1600gで
産まれたとの事ですが、
来院時は1580gで、
哺乳不良で入院となりました。
はじめは呼吸も安定せず、色々な方法を
試して、約二週間でやっと酸素が
外せるようになりました。
口から飲む練習を経て、現在は自宅で
しっかりと体重が増えるようになりました。
パニャくん

病名:低出生体重児、早産児
隣接するポンネルー病院にて、
1600gで産まれました。
週数は不明です。
呼吸を安定させるための手助けを行い、
現在は酸素だけで呼吸は安定してきています。
早産のため呼吸が安定しておらず、
口から飲むのが難しいため
胃管チューブで母乳を飲んでいます。
その他の命を救われた患者さん
今月当院での治療により、命を救うことができた患者さんは
前頁まででご紹介した他に6名いらっしゃいます。
お名前、疾患名等は次の通りです。
全員、無事に回復し退院することができました。
名前 | 年齢 | 性別 | 疾患名 | |
---|---|---|---|---|
1 | リハクくん | 9カ月 | M | 白血病疑い |
2 | ダリーくん | 6 | M | 停留睾丸 |
3 | レーンくん | 6 | M | 尿道下裂 |
4 | リファーくん | 1 | M | 熱傷 |
5 | ビザルくん | 1 | M | 熱性痙攣 |
6 | パノンくん | 1 | M | 低血糖 |
7 | ダラソカバッタイちゃん | 13 | F | 腹部膿瘍 |
8 | リダちゃん | 3 | F | 神経芽腫 |
来院から1週間は別室にて隔離を行いながら治療にあたっています。
以上8名は入院期間が1週間に満たないため、
インタビューが実施ができていない事を何卒ご了承くださいませ。
今月の救われた命

