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日本の医師2名が、小児がん5名を含む10名に集中的な医療活動を実施しました。

ジャパンハートから活動報告が届きました

日本の医師2名が、小児がん5名を含む10名に集中的な医療活動を実施しました。

今月の活動トピック

肝芽腫で入院していたティダちゃんが
5月10日に退院しました。
当院では抗がん剤治療をして、
腫瘍が小さくなった3月に
腫瘍摘出術を行いました。
退院当日は、いつもと違う雰囲気に
おてんばティダちゃんも戸惑っている様子でした。
5月4日~10日に岡山医療センターの中原医師と
倉敷中央病院の花木医師がカンボジアに滞在し、
集中的な医療活動を実施してくださいました。
小児がん5名を含む
10名の小児患者さんの手術を行いました。
リンパ腫で以前ジャパンハートこども医療センター
に入院していたステビィーちゃんが、
フォローアップ検査のために来院しました。
元気な様子を見せてくれました!
​ ユーイング肉腫と言う小児がんで
入院していたサティカちゃんが
5月10日に退院しました。
サティカちゃんは、抗がん剤治療、
手術に加え放射線治療も行い
長い入院生活でしたが
無事に乗り越える事ができました!
肝芽腫で2月入院していたピシスモニーくんが
5月4日に中原医師と花木医師による
摘出手術を受けて、その後の術後ケアも経て
無事に退院しました!
来日治療をしたサチャくんとソリャカンくんが、
日本でお世話になった中原医師と花木医師が
カンボジアに来ている期間中に、
ジャパンハートこども医療センターに
会いに来てくれました!
久しぶりの再会に大盛りあがりでした。

今月の活動実績 まとめ

救われた命 累計150名 
(5月単月 21名)

  • 今月はコロナ禍になってから中止していた
    吉岡秀人以外の小児外科医による集中的な
    手術活動を約2年ぶりに再開しました。
  • 小児がん患者11名を含む21名の小児患者さんを
    救う事ができました。
  • 5月時点における救われた命の年度累計は
    過去最多になりました。

  • がん新規入院患者数 累計70名 
    (5月単月 11名)

    • 直近半年における
      小児がんの新規入院患者数は、
      6名~9名の間で推移していましたが、
      今月は先月の7名より4名増加した
      11名となりました。
    • 2021年8月以降最多となりました。

外来診療数 232名

  • 今月は先月の183名と比較すると
    49名増加した232名の
    外来診察患者を受け入れました。
    これは、2021年6月以降で
    最多となる患者数になります。
  • 外来診察数が例年の5月に比べても
    最多となった今月は、
    小児がん患者11名を含む22名の入院も
    受け入れました。
  • 約2年間流行していなかったデング熱の
    患者さんを今月は3名受け入れました。
 

入院患者数 21名

  • 今月は先月の16名と比較すると5名増加した
    21名の新規入院患者を受け入れました。

手術件数  21件

  • コロナ禍になってから
    中止していた吉岡秀人以外の
    小児外科医による集中的な手術活動を
    約2年ぶりに再開しました。
    その期間(5月4日~5月10日)には、
    小児がん5件を含む<
    10件の小児患者の手術を
    実施する事ができました。
  • 上記の理由から先月の10件から大幅に増加した
    21件の小児患者さんの手術を
    行う事ができました。

リセアンくん

年齢:1歳
​ 家族構成:父、母、姉、兄
病名:左ウィルムス腫瘍
腎臓にできるがんです。
​ たいていの場合、小児の腹部にしこりができ、
腹痛、発熱、食欲不振、吐き気、嘔吐もみられます。
治療では、手術、抗がん剤治療、
ときには放射線療法が行われます。

ごはんを食べたあとにお腹がはっているのに
お母さんが気づきました。
薬局で薬を買って服用してみたものの、
変化がなく国内最大のチャリティー病院を受診し、
医師から当院の紹介となりました。
5月に日本から中原医師が渡航した際に、
腎臓の摘出手術を行いました。
現在は術後の抗がん剤治療を行い
来月には退院する予定です。
お肉や魚が大好きです。
病院の給食も大好きでいつも嬉しそうに
食べているそうです。



ライラちゃん

年齢:1歳
家族構成:母、叔母
病名:仙尾部腫瘍(胚細胞腫瘍 疑い)
尾骨の先端より発生した腫瘍です。
新生児が発症する腫瘍の中で
もっとも頻度の高い腫瘍です。
治療では、尾骨も含めて腫瘍を切除します。

お尻が腫れ痛みがあったのでプノンペンの病院を
受診し手術を行いました。
一度退院して外来を受診した際に
国内最大のチャリティー病院を紹介され、
3日間入院しましたが改善せず、
当院へ紹介となりました。
お尻の腫瘍部分に膿瘍ができており
高熱がありました。
抗生剤と洗浄、抗がん剤治療を開始しました。
熱、膿瘍は少しずつ改善し腫瘍も
少しずつ小さくなっているようです。
入院当初は座ることができませんでしたが、
抗がん剤治療開始後、
お尻の腫瘍は小さくなり座る事が
できるようになりました。
腫瘍が十分に小さくなったところで
摘出手術を予定しています。



ウドムくん

年齢:7歳
家族構成:父、母、姉(10歳)
病名:肝芽腫
肝臓にできるがんです。
治療では、手術、抗がん剤治療、
ときには放射線療法が行われます。

シェムリアップから車で7時間かけてきました。
お腹の痛みを訴えたので地元の
クリニックを受診しましたが、
原因がわからなかったため
国内最大のチャリティー病院で検査後、
肝臓に腫瘍が見つかり当院へと紹介となりました。
現在は抗がん剤治療を行っており、
6月に吉岡が渡航した際に
摘出手術を行う予定です。
ラジコンが好きで、写真に写っているものは
3台目の車だそうです。
同じ病室の子どもたちと仲良しです。



ベスナちゃん

年齢:10歳
家族構成:父、母
病名:神経芽腫
神経の細胞にできるがんです。
小児期にできる腫瘍の中で白血病、
脳腫瘍についで多い病気です。
特に、5歳以下の子どもの発症率が
高いとされています。

ピザが好きベスナちゃんは、
病院の近くに住んでいるそうです。
お腹の痛みを訴え、国内最大のチャリティー病院で
検査後、当院へと紹介となりました。
お母さんが当院で手術をした事があり、
以前から当院を知っていたそうです。
5月中旬に生検手術を行い、神経芽腫と判明したため
抗がん剤治療を行っています。



モリカちゃん

年齢:5ヵ月
家族構成:父、母、姉(5歳)
病名:頭部神経芽腫
神経の細胞にできるがんです。
小児期にできる腫瘍の中で白血病、
脳腫瘍についで多い病気です。
特に、5歳以下の子どもの発症率が
高いとされています。

当院から車で2時間ほどの
コンポンチャム州からきました。
頭に塊ができていることにお母さんが気づき、
国内最大のチャリティ病院を受診し
生検を行ったところ神経芽腫と判明したので
当院に紹介となりました。
現在は抗がん剤治療を行っています。
当院のことはお父さんの知人から聞いて、
以前から知っていたそうです。



ソパニーちゃん

年齢:14歳
家族構成:父、母、弟(11歳)
病名:デング熱
蚊に刺されることによって感染する疾患です。
デング熱は急激な発熱で発症し、
発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの
症状が見られます。
通常、発症後2~7日で解熱し、発疹は
解熱時期に出現します。

高熱、頭痛、腹痛の症状があり、
当院を受診しました。
当院の近くに住んでおり、知人からこの病院のことを
聞いて受診を決めたそうです。
小学校6年生で好きな教科は国語だそうです。



チェンドュウくん

年齢:3歳
家族構成:父、母、姉(8歳)、叔母、 いとこ、祖父、祖母
病名:左鼠径ヘルニア
鼠径部に膨らみができ、不快感や違和感、
あるいは痛みを訴えて
病院に来られる方がほとんどです。
鼠径部ヘルニアは病気というより
構造的な問題であるため、
自然治癒は期待できません。
程度や症状によってはしばらく経過をみることも
ありますが、治療は手術が原則です。

生後8か月のころに足の付け根の塊に気づき、
当院を受診しました。
同じ村に住む親戚が以前、
胸のできものを切除するために
ジャパンハートこども医療センターを
受診しており、その親戚からの紹介で
当院を知ったそうです。
入院中は車のおもちゃで遊ぶことが多いそう。
(車にはアサソーという名前をつけていました。)
退院したら、早くこの車(アサソー)と
外で遊びたいと言っていました。



メイちゃん

年齢:9か月
家族構成:父、母
病名:ウィルムス腫瘍
腎臓にできるがんです。
たいていの場合、小児の腹部にしこりができ、
腹痛、発熱、食欲不振、吐き気、
嘔吐もみられます。
治療では、手術、抗がん剤治療、
ときには放射線療法が行われます。

知り合いの紹介で当院に来院しました。
お母さんがお腹を触ったときに硬さを感じて
クリニックを受診。
2か月間入院したものの状態が
変わらなかったため当院での受診を決めました。
入院後に腎腫瘍を摘出し、
病理検査の結果を待っています。
両親はプノンペンで雑貨屋を営んでいるそうです。
インタビュー時はお気に入りのぬいぐるみを
抱いて寝ていました。



タビーちゃん

年齢:4歳
家族構成:父、母、姉、兄、弟
病名:ウィルムス腫瘍(疑い)
腎臓にできるがんです。
たいていの場合、小児の腹部にしこりができ、
腹痛、発熱、食欲不振、吐き気、嘔吐もみられます。
治療では、手術、抗がん剤治療、
ときには放射線療法が行われます。

お腹が張っていたことに気づき、
国内最大のチャリティ病院を受診しました。
月1回の通院をしていましたが悪性とわかり
当院へ紹介となりました。
現在は抗がん剤治療を行っており、
順調に治療がすすめば摘出手術を行います。
同じ病室の子どもたちと一緒におもちゃで
遊んで過ごしているそうです。
インタビュー時はお気に入りのシールを
見せてくれました。



その他の命を救われた患者さん

今月当院での治療により、
命を救うことができた患者さんは
前頁まででご紹介した他に12名いらっしゃいます。
お名前、疾患名等は次の通りです。
全員、無事に回復し退院することができました。
名前 年齢 性別 疾患名
1 カメラットくん 1 M 熱傷
2 ソナーンくん 11 M デング熱
3 メンハくん 2 M 腎盂尿管移行部狭窄症
4 バンリーくん 13 M 縦隔リンパ腫
5 タニャちゃん 2カ月 F 肝血管腫
6 パナくん 6 M 包茎
7 ラナちゃん 1 F 両側腎臓腫瘍
8 ソファルくん 3 M 肝芽腫
9 ボスバちゃん 10 F 肝細胞がん
10 リーヘンくん 2 M 喘息
11 チャンリーくん 7 M デング熱
12 赤ちゃん 生後すぐ F 羊水過少

来院から1週間は別室にて隔離を行いながら治療にあたっています。
以上12名は入院期間が1週間に満たないため、
インタビューが実施ができていない事を何卒ご了承くださいませ。

今月の救われた命

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