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肝芽腫の治療を行っていた女の子が退院しました。

ジャパンハートから活動報告が届きました

肝芽腫の治療を行っていた女の子が退院しました。

今月の活動トピック

ユーイング肉腫を患い、
当院で手術・抗がん剤治療・放射線治療を行った
サティカちゃんが、元気に外来にやって来ました!
今回のフォローアップでは
特に異常はみられませんでした。
今年の3月から当院で
肝芽腫という肝臓のがんの治療を行っていた
ソバンちゃんが退院しました!
摘んだお花を頭につけて、
元気いっぱいでおうちに帰りました。
左足の横紋筋肉腫に対して
手術、抗がん剤治療、放射線治療を乗り越えた
バッタイちゃんが、約1年の入院期間を
経て退院しました!
当日は迎えに来てくれた
家族や親戚と一緒におうちに帰りました!
​ 6月27日に最高顧問の
吉岡秀人がカンボジア入りし、
翌28日から行われていた
集中的な手術活動が7月10日、
無事に終了しました。
今回の手術活動では小児がん7件を含む、
10件の小児の手術が行われました。
今年度の新しい奨学金生5名が、
プノンペンにあるジャパンハートの
オフィス兼学生寮に移動し
大学生活をスタートしました。
今後病院の活動にボランティアとして
参加してくれる予定です。
助産師スタッフから当院のスタッフ向けにNCPR(新生児蘇生法)の講習会が行われました。
今回は基礎的な内容の講習でしたが、
今後はレベルをあげてより
専門的な内容の講習も行って行く予定です。

今月の活動実績 まとめ

救われた命 累計187名 
(7月単月 17名)

  • 救われた命を集計して4年が経ちましたが、2021年8月~2022年7月では、
    過去最多となる187名の命を救う事ができました。
  • コロナ禍以降は小児がんの受け入れが主となり、小児がん以外の受け入れは限られていましたが、
    今月はコロナ前の傾向に戻り、多様な疾患の患者さんを受け入れました。

がん新規入院患者数 累計80名 
(7月単月 2名)

  • 直近半年における小児がんの新規入院患者数は、
    おおよそ6名~9名の間で推移している中、今月は2名と減少傾向が見られました。
  • 2021年8月~2022年7月までの1年間では80名の小児がん患者さんを受け入れました。
    脳腫瘍を除く小児固形悪性腫瘍の数としては日本の小児がん拠点病院のどこよりも多くなっています。

外来診療数 250名

  • カンボジア国内で新型コロナウイルス感染症が流行していた前年の同月と比較すると大幅に増加し、
    コロナ禍前までの水準に戻ってきています。
    コロナ前(2年前)の同月は251名でした。
  • カンボジアでは現在デング熱が流行しており、
    今月も先月に引き続き7名の患者さんを受け入れました。
    新規入院患者17名の内、1番多い疾患は7名のデング熱患者である一方で、
    手術件数の内訳は14件の内、半数となる7件が小児がん手術となりました。
 

入院患者数 17名

  • 右下の表にも表れている通り、今月は様々な疾患の入院患者を受け入れました。
    これまで新型コロナウイルスの影響による受診控えなどから、
    小児がん以外の疾患での来院が減少傾向にありましたが、
    現在はコロナ前の様な傾向に戻りつつあります。

手術件数  14件

  • 先月より4件増加した14件もの手術を実施、小児がんだけでも7件の手術を行いました。
  • 6月28日から行われていた𠮷岡秀人による集中的な手術活動が7月10日に無事に終了しました。
    今回の手術活動期間中では小児がん7件を含む、10件の小児の手術が行われました。
    (内、7月中の手術としては3件を集計)

リリーちゃん

年齢:12歳
家族:父、母、妹(8歳)
病名:左卵巣腫瘍
子宮の両側にある卵巣に発生した腫瘍です。
良性と悪性、両方の中間的な性質を持つ腫瘍があります。
腹痛、おなかの張り、不正性器出血などがありますが、まったく無症状であることも多い病気です。
治療は手術が基本です。

お腹が張っていたのでクリニックを受診したあと
国内最大のチャリティ病院に紹介となり、その後当院へ紹介となりました。
入院後は手術をしました。
お母さんが仕事を休んで看病をしていましたが、姉妹かと思うくらいそっくりな親子でした。
9歳のころからサッカーが好きでいつも友達とサッカーをしていそうです。



ウドムくん(途中経過)

年齢:7歳
家族構成:父、母、姉(10歳)
病名:肝芽腫
肝臓にできるがんです。
治療では、手術、抗がん剤治療、ときには放射線療法が行われます。

4月から当院に入院し、抗がん剤治療を行っています。
腫瘍は順調に小さくなり、6月末から7月上旬にかけて行われた
吉岡医師による集中的な手術活動の期間中に腫瘍の摘出手術を行いました。
無事に乗り越え、今は術後の抗がん剤治療を行っています。
病院にあるギターで遊ぶことが好きで、入院中の子どもたちとよく一緒に遊んでいます。



スレイニッちゃん

年齢:1カ月半
家族構成:父、母
病名:敗血症
感染症がきっかけとなって起きる、二次的な症状です。
具体的には、何らかの感染症を起こしている細菌などが増殖して炎症が全身に広がり、
その結果、重大な臓器障害が起きて重篤になっている状態です。
敗血症を引き起こしたもととなる原因を見つけ、その治療を早期に開始しなければ、
命に関わる危険もあります。

当院の近くに住んでいて、以前から病院のことは知っていていました。
妊婦検診の際もこの病院を利用していました。
そのため子どもの異変に気が付いたときも、まずこの病院を訪れました。



チャンターちゃん

年齢:1歳
家族構成:父、母
病名:左側腹部腫瘤
腫瘤とはこぶやできものの総称で、がんではない良性の腫瘤とがんである悪性のものがあります。

お腹に塊にあるのに気づき当院を受診し、通院をしながら経過観察をしていましたが
徐々に大きくなってきたので今回手術で摘出することになりました。
タクシードライバーの叔父が患者さんを当院まで乗せたことがきっかけで病院を知り、
叔父から紹介されたそうです。



ナラくん

年齢:3歳
家族構成:父、母、兄(16歳)、弟(2歳)
病名:右鼠経ヘルニア
鼠径部に膨らみができ、不快感や違和感、あるいは痛みを訴えて病院に来られる方がほとんどです。
鼠径部ヘルニアは病気というより構造的な問題であるため、自然治癒は期待できません。
程度や症状によってはしばらく経過をみることもありますが、治療は手術が原則です。

痛みを訴えた際に国内最大のチャリティ病院を受診しましたが、
まだ幼かったため治療ができませんでした。
3歳になった時点で痛みが強くなったためクリニックを受診しました。
クリニックと提携しているNGOの紹介で当院へ受診をすることになりました。
入院後は手術を行いました。



ソクへインくん

年齢:3歳
家族構成:父、母、おば
病名:左停留睾丸
正常位置(陰嚢内)に精巣が降下せずに腹腔内や鼠径部、陰嚢上部に留まっていることを言います。
男の子の先天的な異常の中でもっとも頻度の高い疾患です。

生まれてすぐにお母さんが睾丸が片方ないことに気づきました。
年齢を重ねるごとに徐々に痛みを伴うようになったためクリニックを受診し、
国内最大のチャリティ病院に紹介となりました。
その後経過を観察していましたが、発熱をした際に地元の開業医から当院を紹介され、
当院を受診しました。
入院後は無事に手術を終えました。



ヴィチカちゃん

年齢:6歳
家族構成:母、姉(15歳)、姉(12歳)
病名:デング熱
蚊に刺されることによって感染する疾患です。
デング熱は急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。
通常、発症後2~7日で解熱し、発疹は解熱時期に出現します。

当院から車で5時間ほどのバッタンバンから来ました。
地元のクリニックの紹介で当院を受診しました。
現在は小学校1年生で、得意な教科は英語だそうです。



その他の命を救われた患者さん

今月当院での治療により、
命を救うことができた患者さんは
前頁まででご紹介した他に11名いらっしゃいます。
お名前、疾患名等は次の通りです。
全員、無事に回復し退院することができました。
名前 年齢 性別 疾患名
1 リチューくん 4 M 尿道下裂
2 カルナちゃん 15 F デング熱
3 ナットネスちゃん 8 F 右顔面腫瘤
4 イーサンくん 5 M 右手掌血管腫
5 カニカちゃん 9 F 右鼠経ヘルニア
6 エンジュくん 4 M デング熱
7 ナットちゃん 14 F デング熱
8 スレイケオちゃん 7 F 副腎腫瘍・神経芽腫疑い
9 メイちゃん 14 F デング熱
10 ソバットくん 8 M デング熱
11 ソバンくん 6 M デング熱

来院から1週間は別室にて隔離を行いながら治療にあたっています。
以上11名は入院期間が1週間に満たないため、
インタビューが実施ができていない事を何卒ご了承くださいませ。

今月の救われた命

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