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退院した小児がん患者のお子さんは、引き続き外来でフォローアップをしています。

ジャパンハートから活動報告が届きました

退院した小児がん患者のお子さんは、
引き続き外来で
フォローアップをしています。

今月の活動トピック

肝臓がんの治療のため今年の4月から
入院をしていたウドムくんが退院しました。
退院日当日は、お世話になった先生に抱きつき、
感謝の気持ちを伝えてくれました。
引き続き、外来でフォローアップをしていきます。
ウィルムス腫瘍の治療のため 昨年12月から入院をしていた
ダリンくんが退院しました。
引き続き、外来でフォローアップをしていきます。
先月肝芽腫の治療を終え、 退院したソバンちゃんが
フォローアップに来てくれました。
待ち時間には久しぶりに会ったスタッフと
元気に遊んでいました。
今回のフォローアップでは
異常は見られませんでした。
​ 8月13日に当院で産後蘇生を行ったり、
入院をしたりした赤ちゃんを対象に
乳幼児健診を実施しました。
合わせて当院の栄養士による
栄養指導も行い、
健やかな発達のサポートをしました。
8月17日に最高顧問の
吉岡秀人がカンボジア入りし、
翌18日から23日までの5日間
集中的な手術活動を行いました。
期間中7件の小児がんの手術を実施しました。
当院で今年の1月から右縦郭頭蓋外胚細胞腫瘍の
治療を行っているチャンテくんが、
日本の提携病院で手術をするために
8月30日にお父さんと付き添いの
カンボジア人看護師とともに
カンボジアを出発しました。
滞在期間は1ヵ月の予定です。

今月の活動実績 まとめ

救われた命 累計21名 
(8月単月 21名)

  • 今月の救われた命は21名と
    例年の同月の中で過去最多となりました。
  • 今月は、21名の救われた命のうち
    4名が生後間もない赤ちゃんでした。

がん新規入院患者数 累計9名 
(8月単月 9名)

  • 直近半年における小児がんの
    新規入院患者数は、おおよそ6名~9名の間で
    推移している中、
    先月は2名と減少傾向が見られましたが、
    今月は9名の新規小児がん患者さんを受け入れました。

外来診療数 273名

  • コロナ禍であった前年と比較すると、
    倍近くの外来診療を行う事ができました。
  • 先月と比較しても23名増加しており、
    新型コロナウイルスの感染が
    拡大する前の年の同月と比較しても、
    最多となりました。
 

入院患者数 21名

  • 今月は、先月の入院患者数17名よりも4
    名増加した21名の患者さんが入院しました。
    特に、小児がんの新規入院患者数は、
    先月の2名から9名と7名増加しました。

手術件数  17件

  • 先月より3件増加した17件もの手術を実施、
    小児がんだけでも10件の手術を行いました。
  • 8月18日から8月23日まで
    行われていた𠮷岡秀人による
    集中的な手術活動では
    小児がん7件の手術を実施しました
    (うち1件は、PICCを入れる手術のため、右下の表では「その他」に分類しています)。

スティサくん

年齢:2歳
家族:父、母、姉(10歳)、姉(7歳)
病名:右ウィルムス腫瘍疑い
腎臓にできるがんです。
たいていの場合、小児の腹部にしこりができ、
腹痛、発熱、食欲不振、吐き気、
嘔吐もみられます。
治療では、手術、抗がん剤治療、
ときには放射線療法が行われます。

お腹が張り始めたので近所の
クリニックでエコーをしてみたところ
より大きな病院へ受診することをすすめられ、
国内最大のチャリティ病院を受診しました。
その後当院へ紹介となりました。

O型Rhマイナスという珍しい血液型であり、
家族と協力してFacebookで献血を呼びかけ、
手術のために必要な
血液を集めることができました。
車のおもちゃが好きで病院のベッドの
周りにもたくさんのおもちゃが置いてありました。



シナちゃん

年齢:13歳
家族構成:母、父、兄(18歳)、弟(2歳)
病名:右腎臓がん
腎臓とは、そらまめのような形をした
成人の握りこぶしよりもやや大きい臓器です。
腎実質の細胞ががん化して悪性腫瘍に
なったものが腎臓がんです。
標準的な治療は手術ですが、転移が
見られる場合には薬物療法や放射線治療を
行うこともあります。

1年以上血尿が続き、お腹にしこりを
触れるようになってきたため当院を受診しました。
貧血が強く何度か輸血を必要としましたが、
手術で腎臓がんをすべて摘出することができ、
貧血も改善しています。
以前おばあちゃんが当院で
診療を受けたことがあり、
よい病院であると教えてくれたため
今回当院に来院することに決めました。
本人に病院の雰囲気はどうかと尋ねたところ、
「大きな病院でびっくりしました」と
笑いながら答えてくれました。



アマラくん

年齢:3カ月
家族構成:父、母
病名:肝芽腫
肝臓にできるがんです。
治療では、手術、抗がん剤治療、
ときには放射線療法が行われます。

熱があり、沐浴の際にお腹にしこりが
あるのに気が付き、近くのクリニックを受診しました。
もらった薬を服用し、
一時的に熱が下がったものの、
再び発熱したため国内で最大の
チャリティー病院を受診しました。
MRIで肝臓の腫瘍を指摘され、
当院に紹介となりました。
付き添いのおばあちゃんに話を聞くと、
この病院は優しくていい病院です、
と笑顔で答えてくれました。



メンジューくん

年齢:11歳
家族構成:母、姉(15歳)
病名:バーキットリンパ腫
Bリンパ球と呼ばれる血液の細胞を
起源として生じる悪性疾患を指します。
バーキットリンパ腫は、
小児期のお子さんや若い成人に見ることが多く、
特に男性に見られる傾向がある病気です。

カンダール州のベトナム付近の地域から
車で4時間かけてやってきました。
お腹の痛みを訴えたので
クリニックでエコーをしたところ
腫瘍が見つかり国内最大の
チャリティ病院を受診しました。
そこで腫瘍をとる手術をした結果、
リンパ腫と診断され、当院へ紹介となりました。
読書が好きで、
学校の教科書を読むのが楽しいそうです。



ニタちゃん

年齢:3歳
家族構成:父、母、兄(5歳)
病名:仙尾部奇形腫
仙骨の先端より発生した腫瘍です。
新生児が発症する腫瘍の中で
もっとも頻度の高い腫瘍です。
治療では、抗がん剤治療の後に
尾骨も含めて腫瘍を切除します。

お尻にできものがあるのに気づき、
国内最大のチャリティ病院を受診しました。
そこで生検を行い、
昨年4月に当院で手術を行い、
ストーマと呼ばれる人工肛門を
増設して退院しました。
今回は、そのストーマを閉鎖のための
手術目的で入院し、手術は無事に終わりました。
好きな給食は肉料理と
酸っぱいスープだそうです。



リホンくん

年齢:1歳
家族構成:父、母
病名:肝芽腫
肝臓にできるがんです。
治療では、手術、抗がん剤治療、
ときには放射線療法が行われます。

お腹が腫れてきたため国内最大の
チャリティ病院を受診しました。
はじめは薬の処方だけでしたが改善が
見られなかったため入院となり、
肝臓だけではなく、肺にも腫瘍が
あると指摘され、その後当院に紹介となりました。
また、当院を受診したことがある
村の知人がおり、当院について教えてもらったそうです。
この病院のスタッフは丁寧に
対応してくれて嬉しい、
とお母さんは話していました。



ラヌくん

年齢:1歳
家族構成:父、母
病名:神経芽腫
神経の細胞にできるがんです。
小児期にできる腫瘍の中で白血病、脳腫瘍についで多い病気です。
特に、5歳以下の子どもの発症率が高いとされています。

2カ月前に足の痛みを訴え、
クリニックで検査をしたところ悪性の疑いがあったので、
国内最大のチャリティ病院を受診しました。
そこで1か月入院し、当院に紹介となりました。
抗がん剤治療開始後は、
足の腫れは良くなり、座れるようになっています。
普段はYoutubeでこども向けの
動画を見て過ごしています。
インタビュー時もインタビューに来た
スタッフに目もくれずに動画を見入ってました。
また、一番好きな食べ物は揚げバナナだそうです。



赤ちゃん

年齢:生後すぐ
病名:新生児仮死

隣接するボンネルー病院で
子宮口が10センチになってから産まれるまで
時間がかかるという事で
分娩のお手伝いに行きました。
赤ちゃんは産まれましたが、
産まれた時に力がなく、空気を
送り込むサポートで泣き始めました。



赤ちゃん

年齢:生後すぐ
病名:低出生体重児、呼吸不全

双子の赤ちゃんを妊娠していて、
陣痛が始まって隣接するボンネルー病院に来院しました。
帝王切開をしようと思いましたが、
準備中に分娩が進み経膣で分娩しました。
一人目の赤ちゃんは産まれたあと呼吸が弱く、
肺を広げるサポートをして元気になりました。



その他の命を救われた患者さん

今月当院での治療により、
命を救うことができた患者さんは
前頁まででご紹介した他に12名いらっしゃいます。
お名前、疾患名等は次の通りです。
全員、無事に回復し退院することができました。
名前 年齢 性別 疾患名
1 ラチャナちゃん 8カ月 デング熱
2 ケムラくん 13歳 両鼠径部リンパ節腫脹
3 エナちゃん 4歳 左鼠経ヘルニア
4 パニャくん 14歳 陰嚢水腫
5 メンホンくん 10歳 陰嚢水腫
6 メアンくん 1歳 右鼠経ヘルニア
7 サムナンくん 5歳 尿道下裂
8 スレイニちゃん 2カ月 ウィルス感染
9 レッカナちゃん 1歳 神経芽腫
10 ソクヒエンちゃん 14歳 下顎の横紋筋肉腫
11 赤ちゃん 0日 早産児/低出生体重児/低血糖
12 赤ちゃん 3日 新生児メレナ/肺炎
  来院から1週間は別室にて隔離を行いながら治療にあたっています。 以上11名は入院期間が1週間に満たないため、 インタビューが実施ができていない事を何卒ご了承くださいませ。

今月の救われた命

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