日本に渡航し、腫瘍の摘出手術を行ったチャンテくん、無事に退院しました。
ジャパンハートから活動報告が届きました
日本に渡航し、
腫瘍の摘出手術を
行ったチャンテくん、
無事に退院しました。
今月の活動トピック

10月31日に最高顧問の吉岡が
カンボジアに入りし、
翌11月1日から11月3日までの3日間に
集中的な手術活動を実施しました。
今回の手術では摘出手術3件を含む
小児がんの手術4件を行いました。
カンボジアに入りし、
翌11月1日から11月3日までの3日間に
集中的な手術活動を実施しました。
今回の手術では摘出手術3件を含む
小児がんの手術4件を行いました。

8月末に日本に渡航し、
腫瘍の摘出手術を行ったチャンテくん。
帰国後、当院で再発予防の抗がん剤治療を行い、
11月1日に無事に退院しました。
引き続き外来でフォローアップをしていきます。
腫瘍の摘出手術を行ったチャンテくん。
帰国後、当院で再発予防の抗がん剤治療を行い、
11月1日に無事に退院しました。
引き続き外来でフォローアップをしていきます。

当院で胸の悪性リンパ腫治療を行った
リーヘンくんが11月9日に退院。
迎えに来てくれたお母さんや兄弟の姿に
嬉しそうな笑顔を見せていました。
引き続き外来でフォローアップをしていきます。
リーヘンくんが11月9日に退院。
迎えに来てくれたお母さんや兄弟の姿に
嬉しそうな笑顔を見せていました。
引き続き外来でフォローアップをしていきます。

11月15日に小児がん病棟のプレイルームで
栄養管理部主催の食育教室を開催しました。
今回は、給食の調理工程を動画で流し、
さらに動画で作られていた料理を、
その日の給食として提供しました。
栄養管理部主催の食育教室を開催しました。
今回は、給食の調理工程を動画で流し、
さらに動画で作られていた料理を、
その日の給食として提供しました。

肝芽腫の治療を終えて5月に退院した
ティダちゃんがフォローアップに
来てくれました。
抗がん剤の影響で抜けてしまった髪の毛も伸び、
元気な様子を見せてくれました。
ティダちゃんがフォローアップに
来てくれました。
抗がん剤の影響で抜けてしまった髪の毛も伸び、
元気な様子を見せてくれました。

肝芽腫の治療のため当院に入院し、
昨年の2月に日本で腫瘍の摘出手術を行った
ソリャカンくんが
フォローアップに来てくれました。
お母さんがお世話になった
スタッフに挨拶をすると、
ソリャカンくんも「オークン」と
手を合わせていました。
昨年の2月に日本で腫瘍の摘出手術を行った
ソリャカンくんが
フォローアップに来てくれました。
お母さんがお世話になった
スタッフに挨拶をすると、
ソリャカンくんも「オークン」と
手を合わせていました。
今月の活動実績 まとめ
救われた命 累計163名
(11月単月 16名)
- 今月の救われた命は16名と、
単月では前月と比べると少ない月でしたが、
前年同月比では多い月でした。
累計人数も過去と比較して最多と、
高い水準で推移しております。 - 雨季も終わり、祝日の多い月でもあり、
毎年患者数は減少傾向ですが、
それでも患者数は大きく落ち込むことはなく
推移しております。 - 10月31日から11月3日まで
吉岡ミッションを実施し、
その期間中に摘出手術3件を含む
小児がんの手術4件を行いました。

がん新規入院患者数 累計66名
(11月単月 9名)
- 直近半年における小児がんの新規入院患者数は、おおよそ6名~9名の間で推移しておりましたが、
今月は外来患者数が少ないながらも、
9名のがん新規入院となりました。

外来診療数 273名
- 今月は先月よりも減少し、
273名の外来診療を行いました。
11月は雨期の終わりを祝い、乾季の収穫を祈る水祭りの時期でもあり祝日が多い月でしたので、
それが影響したと思われます。 - 月末は外来患者も少ない状況でした。
農作物の収穫時期のためみんな忙しいことで
病院に来なかった可能性が考えられます。 - コロナ禍であった前年と比較すると、
引き続き高い水準で推移しております。

小児入院患者数 16名
- 前月比だと入院患者は減少となりました。
- 今月は外来患者が少ない月ではありましたが、昨年対比では増加となりました。

小児手術件数 14件
- 先月と同水準の14件の手術を行いました。
- 10月31日から11月3日まで
吉岡ミッションを実施し、
その期間中に摘出手術3件を含む
小児がんの手術4件を行いました。

モイヒンちゃん

家族構成:祖父、祖母、父、母、母兄弟(12人)
病名:神経芽腫
神経の細胞にできるがんです。
小児期にできる腫瘍の中で白血病、
脳腫瘍についで多い病気です。
特に、5歳以下の子どもの発症率が
高いとされています。
首にできものができ、息苦しそうだったため、
国内最大のチャリティー病院を受診しました。
その後、咽頭腫瘍の切除手術をしました。
病理の結果、神経芽腫であることがわかり、
当院に紹介となりました。
当院で抗がん剤治療開始後、
首の腫瘍は徐々に小さくなってきています。
モイヒンちゃんは人形が大好きで、
いつも人形で遊んでいるそうです。
インタビューの際には
かわいい笑顔を見せてくれました。
スレイ二ッちゃん

家族構成:祖父、祖母、父、母、
従妹、兄(14歳)
病名:リンパ腫の疑い
リンパ腫とは血液がんの1つで、
白血球の中のリンパ球ががん化したものです。
リンパ系の組織や臓器は全身にあるため、
リンパ腫は全身の部位で発生する
可能性があります。
2カ月程前から右の脇の下にできものができ、
また背中に痛みがあったため、
国内最大のチャリティー病院を受診。
生検の結果、腫瘍は良性でしたが、
医師からはさらに詳しい検査が必要だと
言われました。
両親はそれ以上の検査は断り家に戻りましたが
その後、痛みが出てきてしまいまいした。
再度、ベトナムの病院で生検をしたところ、
3個中1個は良性、2個は悪性である事が
わかりました。
その病院では治療ができず、
近くの病院で働いている親戚の紹介で
当院に来院しました。
検査の結果治療開始後は左目、
右腕の腫瘍は小さくなり、
痛みも和らいできています。
入院する前は学校に通っていて、
勉強が好きだそうです。
中でも特に算数が得意と教えてくれました。
ソクンくん

家族構成:父、母、兄(5歳)
病名:精巣の胚細胞腫瘍
精子や卵子になるはずだった原始生殖細胞が
他の部位で腫瘍化する病気です。
腫瘍ができる場所によって症状が異なり、
手術や放射線治療、
抗がん剤治療が有効で、
組み合わせて行なわれます。
左陰嚢が腫れ、痛みはありませんでしたが
気になったため、国内最大の
チャリティー病院を
受診しました。
摘出手術を受けた結果、
精巣の胚細胞腫瘍とわかり
当院に紹介となりました。
お母さんに病院の印象を尋ねたところ、
「この病院は先生が優しい」と
答えてくれました。
ウドムジュリーちゃん

家族構成:父、母
病名:肝芽腫
肝臓にできるがんです。 治療では、手術、
抗がん剤治療、ときには
放射線療法が行われます。
嘔吐や、腹部のできものに気づき
国内最大のチャリティー病院を受診しました。
しかし、プチュンバン(カンボジアの仏教行事)
の最中で診てもらえず、
症状は悪化していきました。
他の病院で生検をしたところ、
肝芽腫であることがわかりました。
しかし、その病院では肝芽腫の治療が
できなかったため、
当院に来院しました。
今後は抗がん剤で腫瘍を小さくした後、
手術で摘出する予定です。
お母さんに話を聞いたところ、
「ウドムジュリーちゃんは
言うことをよく聞く良い子だ」と
教えてくれました。
また「先生や看護師さんが優しくきちんと
ケアしてくれるから良い病院だ」
とも話してくれました。
チャンビナちゃん

家族構成:祖父、祖母、父、母、
叔母、兄(14歳)
病名:肝腫瘍の疑い
肝臓の細胞ががん化して
悪性腫瘍になったものです。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、
炎症やがんがあっても初期には
自覚症状がほとんどありません。
1カ月程前からお腹が痛くなり、
近くの病院を受診しました。
検査の結果、蛋白尿がみられたため、
国内最大のチャリティー病院に転院。
MRI検査や CT検査の結果、肝臓近くに
腫瘍がある事がわかり、
当院に紹介となりました。
今後は、生検をし、
治療の内容を決めていく予定です。
チャンビナちゃんは、ほかの子と遊ぶよりも
一人で遊ぶのが好きで、
普段は電話をしたり、
TikTok(短尺の動画をシェアできるSNS)を
見たりしています。
お母さんに話を聞いたところ、
「食べ物は好き嫌いがなく何でも食べている」と
教えてくれました。
イムロンくん

家族構成:父、母、姉2人(10歳、7歳)
病名:ヒルシュスブルング病の疑い
消化管が動く役割を果たすために
必要な神経細胞が、
肛門から連続して失われるために、
その範囲の消化管の運動がおこらず、
腸閉塞をきたす病気です。
手術をして神経細胞がない部分の
腸を切除することが唯一の治療法です。
幼いころから便が出にくく、
陰のうが腫れていたため、
去年の8月から当院の外来で
経過を観察していました。
現在は生検の結果待ちで、結果がわかり次第、
今後の治療方針を決める予定です。
イムロンくんは車で遊ぶのが好きだそうです。
お母さんに病院の印象について尋ねたところ、
「スタッフが優しく、サービスがとても良い」と
答えてくれました。
ソクランちゃん

家族構成:父、母、妹(13歳)
病名:リンパ腫
リンパ腫とは血液がんの1つで、
白血球の中のリンパ球ががん化したものです。
リンパ系の組織や臓器は全身にあるため、
リンパ腫は全身の部位で
発生する可能性があります。
1カ月程前から体の腫れや貧血、
息苦しさがあったため病院を受診しました。
診断の結果、肺の病気が疑われ
国内最大のチャリティー病院に転院しましたが、
そこでは治療ができないと言われました。
その後、知り合いの勧めで当院を受診しました。
検査の結果、リンパ腫と判明。
今後は骨髄検査を行い、
今後の治療方針を決める予定です。
ソクランちゃんは車で遊ぶのが好きだそうです。
お母さんに病院の印象について尋ねたところ、
「スタッフが優しく、サービスがとても良い」と
答えてくれました。
ピッダラくん

家族構成:父、母、姉(6歳)
病名:神経芽腫
神経の細胞にできるがんです。
小児期にできる腫瘍の中で白血病、
脳腫瘍についで多い病気です。
特に、5歳以下の子どもの発症率が
高いとされています。
熱が出たため近くの病院に受診したところ、
腸に水が溜まっている事がわかりました。
その後、国内最大のチャリティー病院を受診。
処方された薬を飲みましたが、
症状は収まりませんでした。
再度検査したところ右副腎に
腫瘍がある事がわかり、
当院に紹介となりました。
生検の結果、神経芽腫と判明したため、
今後は抗がん剤治療を行う予定です。
お母さんに入院中の様子を聞いたところ
「給食をたくさん食べている」と
教えてくれました。
また、「無料で治療してくれて
本当に感謝しています」と伝えてくれました。
ソニタちゃん

家族構成:父、母、姉(6歳)
病名:仙尾部腫瘍
仙骨の先端より発生した腫瘍です。
新生児が発症する腫瘍の中で
もっとも頻度の高い腫瘍です。
治療では、抗がん剤治療の後に
尾骨も含めて腫瘍を切除します。
おしりにできものができたため、
病院を受診しました。
検査の結果、悪性の腫瘍であることが分かり、
抗がん剤治療後に2度手術をしました。
しかし再発し、もう一度手術をするために、
当院に転院しました。
10月の吉岡による手術ミッションで手術を行い、
現在は再発予防のため
抗がん剤治療を行っています。
ソニタちゃんは車のおもちゃが好きで、
よく遊んでいるようです。
もともと食べることは
あまり好きではないそうですが、
病院の食事はしっかり食べているようです。
赤ちゃん

出産時の状況:新生児仮死
連携しているポンネルー病院で
出産をしようとしましたが、
なかなか分娩できない状況が続いてしまい、
当院の医師による吸引分娩を
おこなっての分娩となりました。
分娩後、赤ちゃんの心拍が弱く
呼吸状態が悪かったため蘇生を行い
状態はなんとか改善いたしました。
その後、ジャパンハートに入院し、
呼吸の手助けを行ったことで元気になり、
無事退院することができました。
その他の命を救われた患者さん
今月当院での治療により、命を救うことができた患者さんは
前頁まででご紹介した他に
6名いらっしゃいます。
お名前、疾患名等は次の通りです。
名前 | 年齢 | 性別 | 疾患名 | |
---|---|---|---|---|
1 | マカラくん | 5歳 | 男 | 尿道下裂 |
2 | リホンくん | 5歳 | 男 | 瘻感染 |
3 | メーコンくん | 10歳 | 男 | 肝腫瘍 |
4 | スレイメイちゃん | 16歳 | 女 | 化膿性関節炎 |
5 | リホンくん | 12歳 | 男 | 虫垂炎 |
6 | 赤ちゃん | 生後すぐ | 男 | 新生児仮死 |
今月の救われた命

