一般財団法人 阿部 亮 財団

現地の献血センターと連携し、献 血イベントを実施しました。

ジャパンハートから活動報告が届きました

現地の献血センターと連携し、献血イベントを実施しました。

ジャパンハート医療センター
今月の活動トピック

◎献血イベント
ジャパンハート医療センター付近の寺院にて、現地の献血センターと連携し、献血イベントを実施しました。
当日は119名の方々にご参加いただき、多くの命を支える献血につなげることができました。
また、多くの僧侶の皆様にもご参加いただいたほか、メディアによる情報発信も活発に行われ、カンボジア国内において影響力のあるイベントとなりました。
◎ラジオ体操
入院患者の運動習慣の改善および院内コミュニティの形成を目的に、患者・家族・スタッフが参加するラジオ体操を、12月より週2~3回実施します。
運動不足の解消にとどまらず、共に体を動かすことで交流や励まし合いの場を創出し、入院生活の質の向上や心理的サポートにつなげていきます。
◎奨学金事業
12月22日、来年度から奨学生として新たに加わる2名が決定しました。
彼らは、無事にこの日を迎えられた安堵と誇らしさを滲ませながら、家族に見守られる中で契約書に署名しました。
理想とする医療者像を力強く語る場面もあり、将来への強い意志が感じられました。
私たちは、彼らのこれからの成長と活躍を、全力でサポートしていきます。

患者インタビュー

スレイニットさん

年齢:33歳
病名:後腹膜膿瘍
後腹膜膿瘍は、腹膜の後ろに膿がたまる病気で、症状が進行すると体に強いだるさや痛みが生じ、生活に大きな支障をきたす可能性があります。

出産直後から発熱や吐き気、腰の痛みが続き、近くの病院で検査を受けたところデング熱と診断されました。
しかし、薬を服用しても症状は改善しませんでした。
その後ジャパンハートを受診し、体内に膿がたまっていることが判明し、手術が必要であると告げられました。

「手術前は症状が重く、体調も悪かったため、不安と恐怖でいっぱいでした。しかし、スタッフが優しく声をかけてくれたおかげで、落ち着いて手術に臨むことができました。手術後は症状が改善し、体が楽になり、生活がしやすくなったことをとても嬉しく思っています。」

そう語るスレイニットさんは、医療者に対して「貧富の差に関係なく、優しく正確な治療をしてくれることに感謝している」とも話してくれました。
また、同じように症状が改善せず悩んでいる人に向けて、「信頼できる病院で、診察や治療が正確なので、迷わずここに来てほしい」とメッセージを送っています。

ボーメンさん

年齢:85歳
病名:尿路感染症
尿路感染症は、細菌が尿道や膀胱などの尿路に侵入して起こる病気で、高熱や強い倦怠感を引き起こし、重症化すると命に関わることもあります。

高熱が続き、緊急搬送でジャパンハート医療センターに運ばれました。
到着時は危険な状態でしたが、治療により徐々に回復しました。

今回の受診に至るまで、約2か月間ほかの病院に通院していましたが、治療費の負担が大きいにもかかわらず、症状は改善しませんでした。
そんな中、以前ジャパンハートで働いていた日本人の友人から当院を紹介されたそうです。
「お金がかからず、しっかり診てくれる」という話を聞き、受診を決意されました。

入院後は、「真剣に治療してくれるのが本当にうれしい。少しずつ回復していく実感があり、もしここで診てもらえていなかったら、お金もかかり、もっと悪化していたかもしれない。言葉にできないほど感謝している」と、安心した表情で話してくれました。
退院後は、体調を見ながら静かに過ごし、無理のない形で日常生活に戻る予定です。

ジャパンハートアジア小児医療センター
今月の活動トピック

◎集中的な手術活動
12月は、最高顧問である吉岡医師および認定医・平松医師による集中的な手術活動が行われました。
合計3回にわたる手術期間において、計11件の手術が実施され、現場では着実に質の高い医療が提供されるとともに、現地医療者の成長にもつながっています。
◎お茶会開催
12月15日・16日に、小児がん患者の保護者を対象としたお茶会を開催しました。
先月オープンした院内カフェ「Pop cafe」にて、お茶やお菓子を囲みながら、新病院での入院生活に関する悩みや日常の話題について語り合う時間を設けました。
今後も、入院生活を支える保護者の方々が安心して息抜きできる場と時間を提供していきます。
◎クリスマスイベント開催
12月24日から25日にかけて、院内でクリスマスイベントを開催しました。
24日にはフードセンターによるクッキー作り体験を実施し、25日にはサンタクロースに扮した吉岡医師が、入院中の子どもたち一人ひとりにプレゼントを手渡しました 。
新病院で迎える初めてのクリスマスは、子どもたちの笑顔あふれる、温かな時間となりました。

患者インタビュー

チェダリンちゃん

年齢:11歳
家族構成:祖父・祖母・母・弟1人・妹2人
病名:左大腿骨骨肉腫
大腿骨骨肉腫とは、大腿骨(太ももの骨)に発生する、骨を形成する細胞が悪性化した「骨のがん」で、特に成長期の子どもや若年層に多い希少がんです。
腫瘍自体が未成熟な骨を作るのが特徴で、痛みや腫れが主な症状ですが、成長痛と間違えやすく注意が必要であり、肺などへの転移を防ぐため、早期発見と抗がん剤・ 手術を組み合わせた集学的治療が重要です。

歩行時に足の痛みがあり、腫れも見られるようになったため、チェダリンちゃんはプノンペンの病院を受診しました。
最初の生体検査では腫瘍は良性と診断されましたが、手術後も腫れは改善しませんでした。
その後、三度目の手術の際に再度行われた生体検査によって、がんであることが判明しました。
その後、家族の意向でベトナムの病院を受診しましたが、経済的な理由から治療を継続することが難しくなり、最終的にアジア小児医療センターを受診することになりました。

今月26日には足の切断手術を受け、今後は抗がん剤治療を続けていく予定です。

ゲームが大好きで、明るく前向きな性格の女の子です。

ラクサちゃん

年齢:16歳
家族構成:祖母・父・母・妹1人
病名:右膝滑膜肉腫 右膝の周囲に発生する悪性腫瘍で、主に筋肉や腱、脂肪などの軟 部組織から生じます。
腫瘍は周囲の組織へ広がる(浸潤する)ことや、肺など他の臓器へ転移する可能性があります。
滑膜肉腫は若年者に比較的多くみられる軟部肉腫の一種です。
主な症状は、しこりや腫れ、持続する痛みなどで、早期発見と手術・抗がん剤治療・放射線治療を組み合わせた集学的治療が重要です。

右膝にコブができ、痛みを伴っていたラクサちゃんは、次第に歩くことがつらくなり、学校へ通うこともできなくなっていきました。
約7か月間、自宅で様子を見ていましたが、症状が改善することはありませんでした。
10月には、国内最大の小児病院を受診し、生検を実施。
その後、Facebookを通じてアジア小児医療センターの存在を知り、がん治療を専門としていること、無償で治療を受けられることを知ったことから、来院を決意しました。
当院入院後、前医療機関で行われた生検結果をもとに、滑膜肉腫との診断が確定しました。

現在は、抗がん剤治療を続けています。

入院生活では、カンボジアの歴史についての本を読んだり、友達と話したりしながら過ごしているそうです。



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