カンボジアで病院建設の視察を行いました。

小児がんの子どもたちの命を救うカンボジアで初の病院建設支援へ
一般財団法人 阿部 亮 財団は国際医療団体「ジャパンハート」のAsia Alliance Medical Center<ジャパンハート こども医療センター>における「小児がん」治療の病院建設支援を決めました。 国際医療団体「ジャパンハート」は、「医療の届かないところに医療を届ける」という活動理念のもと、カンボジア、ミャンマー、ラオスなどで、18歳以下の子どもたちに無料で医療を提供しています。 Asia Alliance Medical Center<ジャパンハート こども医療センター>は、カンボジア プノンペン国際空港から車でおよそ1時間北にある病院として、多くの貧しい患者を受け入れています。
カンボジアの医療事情
カンボジアではポルポト政権下で多くの知識層が虐殺され、その結果およそ40年たった現在も医療現場が崩壊しており、医療技術の遅れや病院や薬品が不足しています。 また日本の健康保険のような社会的制度が存在しないため、医療費は基本的に自己負担です。 貧しい人たちは、高額な医療費を払えず、医療を受けられないのが現状です。 国際医療団体「ジャパンハート」は活動以来、2016年にカンボジアにAsia Alliance Medical Center<ジャパンハート こども医療センター>を設立し、近くにあるポンネルー国立病院と連携をしながら、この国の貧しい人々に医療を届け、現地医療従事者には技術や知識を伝えています。 そして毎年3000人もの子どもが発症すると言われているのが「小児がん」です。 カンボジアやミャンマー、ラオスなどアジアの発展途上国ではほぼ助からないのが現状です。 これを受け、ジャパンハートは「子どものがん治療」を本格化すべく、病院拡張の計画を進めていました。
ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」収録。

ゲストは最高顧問 吉岡秀人先生(右)。

プノンペン国際空港。

そこから車で約1時間半。建設候補地に着きました。

この地に、新しく病院が建ちます。

現在の病院内ではすでに、診療を受けようと沢山の患者さんで溢れかえっています。

現在のAsia Alliance Medical Center<ジャパンハート こども医療センター>で出産したばかりの女性と新生児。

手術室医療機器は全てカンボジア製です。

心臓に疾患を持つ幼児。現在は手術を受けられない。

Asia Alliance Medical Center<ジャパンハート こども医療センター>前で。