一般財団法人 阿部 亮 財団

2021年1月からオンライン授業をスタートします。

2020年12月 オンライン授業用に
タブレットを届けました
(タイサンダー先生の報告)

今年3月まで(と8月1カ月間)毎週対面で教えていた日本語の授業を、ミャンマー国内のコロナの感染状況を考え、オンラインで教える事にしました。阿部会長が寄付してくださったタブレットを購入後、電子機器を触ったことがない尼寺の子どもたちにその操作を教えに行きました。日本語を勉強している8人の中から、村で親のスマートフォンを触ったことのある3人にタブレットの操作を教えました。

校長先生へタブレット贈呈しました。子どもたちは、一日で使い方を理解し、自分たちでZoomに入れるところまで上達しました。大したものです!授業の後は校長先生がタブレットを保管してくださいます。
日本にいらっしゃる有紀子先生と繋がって、
子ども達8人は大喜びです。
有紀子先生が多読のオンライン授業も取り入れたいとおっしゃって、実際やってみました。子ども達も声を出して読みました。2018年は劇で日本語を教えたので、授業に多読を加えて、子ども達の好奇心を育て、日本語にさらに関心を持ってもらうことが目的だそうです。教材はNPO多言語多読のオンライン無料読み物を使用しています。レベル別の作品がいっぱいあります。
NPO多言語多読のHPhttps://tadoku.org/

ミャンマーのミャウンミャ村で活動していらっしゃる日本人のお医者さん、名知仁子先生が尼寺のために
寄付してくださったコロナ感染対策用のベナインも届けました。このベナインは名知先生とスタッフがミャンマー人の命を守るため、何時間もかけて作った内容だそうです。寺子屋で実践したいと校長先生。
名知先生、どうもありがとうございました。名知仁子先生の活動するミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会HP
https://mfcg.or.jp/

2020年4月~7月まで授業をお休みしましたが、8月にコロナ感染者が少なかった1か月だけ再開しました。
その後9月~11月はミャンマーのコロナの市中感染が広がったため、再び授業はお休みしました。
お休みの間、勉強していたかどうかを試すため、テストをしました。
60点満点で50点以上取れた子どもが8人中6人いました。勉強していた証拠ですね!本当に素晴らしかったです。
一方、残念だったのは復習していなかった子もいたことです。今後、日本語の授業を続けたいけれど、勉強は苦手な子どもたちの授業をどのように進めていくか、有紀子先生と話し合っています。子ども達は、Zoomで授業を続ける事により、ICT教育にもだんだん慣れてくるでしょう。また授業を続けられる喜びを感じてほしいと思います。そして、なんとしても、2021年日本語能力試験N5に1人でも多くの子どもが受かることを目指して頑張ります。

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